Amazonから、ストリーミングメディアプレーヤー「Fire TV」の新モデルである「Fire TV Stick HD」が発売されました。動画配信サービスのコンテンツが人気を集める現在、Fire TVはより身近な存在となっています。
そこで今回は、「Amazon Fire TV」の最新ラインアップについて紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
Amazonの「Fire TV」は、動画配信サービスを家庭用のテレビやパソコン用ディスプレイで視聴できるストリーミングデバイスです。スマホやタブレットよりも大画面のテレビやディスプレイで、迫力ある映像コンテンツを楽しめます。
Amazon Prime Videoはもちろん、YouTube、Netflix、TVer、U-NEXT、ABEMAなど様々な動画サービスを1台で視聴可能。アプリストアからさまざまなアプリを追加でインストールでき、標準で視聴できる動画サービスだけではなく、多彩な映像コンテンツや、さらには対応のゲームなども楽しめます。
現在のFire TVの製品は、テレビやディスプレイに本体を直差しするスティックタイプと据え置きタイプをラインアップ。出力できる映像の解像度や、Wi-Fiの規格、アプリをインストールするためのストレージ容量などに違いがあるので、予算や自宅の環境などに合わせて選ぶのが良いでしょう。
最近では家庭用テレビでも、チューナーレステレビやスマートテレビなど、ストリーミング再生に対応したものが多く、Fire TVのようなストリーミングデバイスがなくとも、各種動画配信サービスを視聴できることが多くなっています。
一方、古めのモデルや安価なテレビでは、性能や操作性、通信速度などの面でスムーズに動画を楽しめないケースもあります。そのような際には最新のFire TVなど、ストリーミングデバイスの追加は非常に有効といえるでしょう。
Fire TVの最新モデルが、4月30日に発売された「Fire TV Stick HD」です。販売価格は6980円(税込、以下同)と、現在最も安価で入手できるエントリーモデルです。
エントリーモデルながら最新機種らしく機能は充実。中でもTVからの直接給電に対応している点は大きな魅力です。電源アダプターが不要となり、テレビ周りの配線をすっきりさせられます。
また、最新のFire TV用OSである「Vega OS」を搭載。スムーズな操作が可能で、アプリを横断して検索することも可能です。一方、フルHD解像度モデルであるため、他のモデルのように4K解像度のコンテンツに対応していない点には注意が必要です。
「Fire TV Stick 4K Select」は、2025年に発表された、コストパフォーマンスに優れた4K対応モデルです。7980円という手頃な価格ながら、4Kテレビの高画質ストリーミングへの対応や、HDR10+もサポート。滑らかな動きと鮮明な画質で、作品の魅力を引き出します。
Xboxブランドの有料クラウドゲームに対応し、ゲーム機本体がなくても数百もの高品質なゲームをプレイ可能。また、Alexa対応音声認識リモコンを同梱しており、リモコンのAlexaボタンを押しながら話しかけるだけでコンテンツの検索や再生、サッカーや野球の試合結果の確認、スマートホーム製品の操作なども行えます。
また、最新モデルの「Fire TV Stick HD」と同様、「Vega OS」を搭載。起動が早く、スムーズな操作が可能です。
注意点としては、他の現行モデルがWi-Fi 6以上に対応しているのに対して、「4K Select」はWi-Fi 5に対応しているところ。4K配信コンテンツを視聴する上での問題はありませんが、動画以外のWebコンテンツや、容量の大きいアプリや画像などをダウンロードしたい場合には少々気になるかもしれません。
1万円以内で買えるモデルでありながら、高いスペックを備えているのが「Fire TV Stick 4K Plus」。ネーミングで示されている通り、4Kコンテンツの再生に対応した、スタンダードモデルです。
2GBの内蔵メモリを搭載する点は、1GBモデルの「HD」や「4K Select」よりも強力。スムーズな動作が期待できます。Wi-Fi 6対応で、通信速度も高速で安定。サクサクとした快適な操作感と安定したストリーミング視聴が期待できます。
さらに、高度なHDR映像技術の「Dolby Vision」と立体的な空間オーディオ技術「Dolby Atmos」に対応。鮮やかな4K映像と臨場感あふれるサウンドで、ワンランク上のストリーミング視聴を楽しめます。価格は9980円です。
「Fire TV Stick 4K Max」は、スティックタイプのFire TVにおける最上位モデルです。2.0 GHzクアッドコアプロセッサと2GBの内蔵メモリを搭載。アプリの起動や切り替え、コンテンツの検索などの操作がスムーズに行えます。
ストレージ容量は16GBと全モデル中最大で、より多くのアプリやゲームをデバイスに保存できます。また、無線LANは全モデル中唯一、Wi-Fi 6Eに対応。6GHz帯の周波数を使えるので、電波干渉が少なく、混雑した環境でも高速で安定した通信が可能です。
映像・音響技術は4K Ultra HDのほか、Dolby Vision、HDR10+、Dolby Atmosに対応。映画館のような臨場感を再現できます。価格は1万2980円。スティックタイプのコンパクトさ、4K対応、大容量のストレージを求めるのであれば、こちらのモデルで決まりといえます。
Fire TV製品はテレビ本体に直接装着して使えるスティックタイプが主流ですが、現行モデルにおける最上位機種は、据え置き型の「Fire TV Cube」になります。価格は1万9980円と、最も安価な「Fire TV Stick HD」の3倍近くとなっています。
スティックにはない大きな特徴として、有線LANポートの搭載が挙げられます。現在、Wi-Fiの高速化が進み、4Kストリーミングの視聴には全く問題ない時代ですが、安定性を求めるのであれば有線接続のほうが安心感が得られます。
また、本体にスピーカーが内蔵されており、テレビがオフになっている場合などのAlexa利用や、ハンズフリーでのテレビ操作時の応答に使用できます。なお、Fire TV Cubeからテレビや視聴コンテンツのサウンドは出力できない点には注意しましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.