車中泊に使う車を選ぶポイントとなるのが、「フラットな就寝スペース」「十分な室内高」「使いやすい収納」の3点だと考えています。
どの車種を選ぶにしても、上記3つがそろっているかどうかが、快適な旅のポイントになります。では、どのような車を選べば、快適な車中泊が可能になるのでしょうか。
そこで今回の記事では、日頃から実際に車中泊を楽しんでいる筆者が、車中泊に最適な車を厳選して紹介します。
haru.
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
軽バンカテゴリーで車中泊ユーザーから支持を集めているのが、スズキの「スペーシアベース」です。ボディサイズは約3395(全長)×1475(全幅)×1785(全高)mm。軽自動車サイズではありますが、室内高が高く設定されており、就寝時の圧迫感が少ない点が魅力です。
最大の特徴が全車標準装備となる「マルチボード」です。荷室のデスクや仕切りになるボードで、荷室の最後部へ設置する際は4段階の高さ調整が可能。下段モードにセットして前席をリクライニングすれば、前席から荷室まで最大約203cm、幅は約120cmというダブルベッド並みのフラットスペースが出現します。
荷物の整理もしやすく、フルフラット状態でもマルチボード下には高さ約16.5cmの空間があり、就寝スペースを確保したまま小物を収納できます。ソロや2人での車中泊旅に適した軽バンです。
ミニバンカテゴリーで車中泊人気が高めの車両と言えば、ホンダの「フリード」です。ボディサイズは約4310(全長)×1695〜1720(全幅)×1755〜1780(全高)mmで、取り回しやすいコンパクトな外寸ながら、室内は広々としています。
2列目シートを倒すことで荷室とつながった空間を作ることができ、工夫次第でフラットに近い就寝スペースを確保可能です。
車内で横になれる長さも十分にあり、大人2人での車中泊にも対応できます。段差は多少あるものの、キャンプ用マットなどを敷けば気にならないレベルだと思います。
さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準搭載。長距離ドライブにも配慮されています。
ガソリンとハイブリッドの両方が用意されており、用途に応じて選択可能。子供連れの家族や2人旅で、快適な車中泊を求める人に最適です。
車中泊に人気のバンといえばトヨタの「ハイエース」ですよね。しかし、ハイエースは入手困難な状況が続いているなど、購入のハードルが高めです。
そこで、ハイエースの代替として車中泊ユーザーから根強い支持を集めているのが、日産の「NV200バネット」です。
ボディサイズは約4410(全長)×1695(全幅)×1860(全高)mm(2WD)。ハイエースやキャラバンのようなキャブオーバー型ではなく、エンジンが前席より前に配置されたミニバン型の設計のため、乗り降りがしやすく運転に慣れやすいのが特徴です。
大人4人での車中泊はスペース的にやや厳しく、2〜3人での利用が現実的ですが、室内は広くゆとりがあり「軽より広く、ハイエースよりコンパクト」という言葉がぴったりのサイズ感です。普段使いから週末の長旅まで、使い勝手に優れてる1台と言えます。
車中泊向けとしては、日産モータースポーツ&カスタマイズが手がける「マルチベッド」がおすすめです。
専用のベッドシステムとフロアパネルが装備され、広くフラットなベッドで大人2人がゆったり就寝できます。ベッド下のスペースには荷物をたっぷり収納でき、ベッドを左右に跳ね上げれば大きな荷物の運搬にも対応できます。
さらに、撥水性に優れた硬質塩化ビニール張りのフロアパネルは、汚れても拭き取りが簡単。アウトドア後の片付けもラクチンです。
カスタムの自由度が高く、架装メーカーによる本格仕様に仕立てることもできるため、車中泊をとことん楽しみたい人にかなりおすすめです。
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