普段メガネやコンタクトを使用している人にとって、お風呂場で視界がぼやけるのは地味にストレス。特にスーパー銭湯や温泉、サウナなどの施設では、時計が見えない、浴室内の案内が読めないなど困ったことだらけです。
かといってコンタクトをすると目が乾くし、メガネをかけるのもネジや金属フレームがさびそうだし……。このような悩みをまるっと解決してくれたのが、メガネストアーで販売されている「ケロリンお風呂メガネ」です。
温泉やサウナ好きはもちろんですが、実際に使ってみると「お風呂でちゃんと見える」ことの快適さをかなり実感できるアイテムでした。
小林ユリ
「毎日を楽しく!」がマイテーマ。旅先から持ち帰ったお気に入りのアイテムが並ぶ2畳の仕事部屋から“暮らしがちょっと良くなる”情報を発信しています。家電・生活雑貨・コスメ・文房具が好きで、取材・インタビューや収納アイデア、愛用品レビューなど、幅広いジャンルを執筆。
プライベートではゲームとカメラと自転車に夢中。整理収納アドバイザー2級、ヨガインストラクションマスターなどの資格も保有しています。
「ケロリン」といえば黄色いケロリンおけが有名ですが、「ケロリンお風呂メガネ」はそれをモチーフにした見た目の「お風呂専用のメガネ」です。
とてもポップなデザインで、テンプル部分はケロリンおけっぽい明るめのイエローカラーになっています。
耳にかかるモダン部分にはケロリンおけをイメージしたイラストが描かれているのもかわいいです!
サイドのロゴは左右で入っている文字が異なるなど、細部まで遊び心があります。
フロント部分のカラーは、筆者が購入したブラックのほか、イエローとグリーンの3種類。それぞれ雰囲気が違っていて、お風呂グッズとしての遊び心を感じられるデザインになっています。
「ケロリンお風呂メガネ」の大きな特徴は、「お風呂・サウナ環境に特化している」こと。これまで普通のメガネをお風呂で使うと、レンズが曇ったり、熱でコーティングが傷んだり、金属部分がさびたりするのが心配でした。さらに、サウナに入ったときには変形も気になります。
ケロリンお風呂メガネは、そのあたりの不安対策としてピッタリです。
まず便利なのが、曇り止めコーティング。
お風呂場は、普通のメガネだと本当に一瞬で真っ白になります。でもこのメガネは曇り止め加工が標準装備されていて、湯気の多い浴室でも視界を保ちやすい仕様になっています。
特別なメンテナンスが不要なのもとてもラク。毎回曇り止めを塗らなければならないなどの制限があると、結局面倒になって使わなくなってしまいそうですが、最初から曇り止め加工がされているのはありがたいポイントです。
しかもこの曇り止め加工がかなり優秀。さすがに冬季の露天風呂から大浴場に移動する際には曇ってしまいましたが、それ以外はそこまで曇らず、比較的快適に使えます。温泉の効能などが書かれている看板の文字も余裕で見えるくらい曇りにくくて助かります。
サウナ好きの人にとって、「メガネを持ち込めるか」はかなり重要。サウナ室内の時計や温度計が見えないと困ることもあります。ですが、フレームとレンズには耐熱温度120度のポリカーボネート素材が採用されているので安心です。
もちろん超高温環境での長時間使用には注意が必要ですが、「一般的なサウナ利用を想定した設計」なので、普通に使うぶんには十分な耐熱温度だと思います。
通常のメガネは、ネジや金属パーツが湿気で劣化しやすいもの。その点、ケロリンお風呂メガネは金属パーツ不使用なので安心です。
ぬれてもさびの心配がないのはとても気楽。「温泉に普通のメガネを持って行くの、ちょっと怖いんだよな……」という人にはかなり向いていると思います。
個人的にかなり助かったのが、足元がちゃんと見える安心感でした。
以前、温泉施設で段差が見えず、うっかりつまずきそうになったことがあったのですが、視界が確保できるだけで移動のストレスがかなり減りました。
特にスーパー銭湯や温泉施設って、床がぬれていたり、照明が暗めだったり、岩風呂に段差があったりと、視力が悪い人には意外と危険も多いもの。これまでは「なんとなく勘」で歩いていた部分もありましたが、お風呂メガネがあるとかなり安心感があります。
このメガネで視界が確保されてから、見えることの快適さの違いをかなり実感しました。
温泉やサウナで便利なのはもちろんですが、実際に使ってみて感じたのが「自宅のお風呂との相性のよさ」でした。
筆者は裸眼だと視力0.1未満と悪いため、これまでお風呂ではかなり視界が悪い状態で過ごしていました。シャンプーとトリートメントのボトルを見分けるのも、実は地味に大変でした。
でもお風呂メガネを使うようになってからは、浴室内でも普通に視界が確保できるように。湯船につかりながらスマホで動画を見たり、防水タブレットで映画を流したりするのもかなり快適になりました。
「お風呂=ぼんやり過ごす場所」だったのが、「ちゃんと見える空間」になるだけで快適さがかなり変わります。
また、さらに便利だったのが、お風呂後にそのまま軽く掃除しやすくなったこと。これまで浴室では細かい汚れが見えづらく、なんとなく洗ったつもりで終わってしまうことも多かったのですが、お風呂メガネをかけると水アカやぬめりもちゃんと見えます。
お風呂を出る前に壁や床をサッと流したり、気になったところを軽くスポンジでこすったりと、小掃除のハードルがかなり下がった印象があります。「見えないから後回し」が減るだけでも、かなり快適です。
個人的には、このメガネのおかげで自宅でのお風呂時間の満足度もかなり上がりました。
付属ケースもケロリンっぽさがあります。おけをイメージしたポップな黄色と、文字のデザインまでしっかり入っていて、とてもかわいいです。
しかもケースはプラスチック製なので水にぬれても安心。また、底には水抜き穴が付いていて、メガネをぬれたまま収納しても乾きやすい仕様になっています。
温泉セットやサウナセットをまとめたバッグにそのまま放り込める感じも、お風呂グッズとしてかなり優秀だと感じます。また、かなり派手な黄色なので、バッグの中で見つけやすいという点も地味に便利でした。
ケースはやや大きめで、メガネを入れても若干の余裕があるため、ヘアゴムや予備のコンタクトを一緒にいれておくこともできます。単なるデザイン重視ではなく、実用性までちゃんと考えられているのがすごいです。
「ケロリンお風呂メガネ」の度数は近視用のマイナス度数が7種類、プラス度数の老眼鏡モデルが3種類展開されています。
最初から用意されている全10種類の度数の中から自分の度数に近いものを選ぶ形なので、普段使っているメガネとは見えかたがやや異なる場合も。ただ、「お風呂専用だからそこまで細かく合わせなくてもいいけど、最低限ちゃんと見えたい」という需要は、かなりうまく押さえているのではないかという印象を受けました。
普段使いのメガネをお風呂で傷めるリスクを考えると、専用品としては納得感があると感じます。
価格は、−2.00、−3.00、−4.00、−5.00、−6.00までは6578円(税込、以下同)、−7.00、−8.00、+1.50、+2.00、+2.50は8778円です。度数によって若干、価格が異なります。
ちなみに、近視用の−7.00と−8.00、老眼鏡モデルは店頭販売ではなくオンライン限定販売です。
視力がかなり悪い筆者は、慣れないお風呂ではほぼ勘で動いている状態になりがちでした。「炭酸泉どこ?」「露天風呂どっち?」「サウナの温度計見えない」がデフォルトでしたが、お風呂用メガネを取り入れてからというもの、館内移動がかなりラクになりました。
もちろん、あくまでお風呂用メガネなので、普段使い用のメガネと比べるとデザインやフィット感、見えかたはそれなり。また度数の細かな調整ができるわけではないため、普段のメガネとまったく同じ見え方を期待すると少し違うかもしれません。
ただ、そのあたりは「お風呂やサウナで安全&快適に使うための専用品」と考えると納得しやすい部分。個人的にはむしろ、「浴室でちゃんと見える」というメリットのほうが圧倒的に大きいと感じました。
「ケロリンお風呂メガネ」は、遊び心あふれる見た目と実用性を兼ね備えたアイテムです。温泉・サウナ好きはもちろん、「お風呂では見えないのが当たり前になっている」というメガネ民なら、一度チェックしてみる価値があるアイテムだと思います。
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