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「1〜3万円で買えるスチームオーブンレンジ」おすすめ3選 水蒸気の力で脱油! 減塩!【2020年最新版】

庫内に水蒸気を発生させることで、食品を蒸したり油分や塩分を減らしたりできる「スチームオーブンレンジ」。比較的高価格帯の製品が多いですが、探すと3万円以内で買えるものもあります。その選び方とおすすめ商品を紹介します。

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 作り置きの料理はもちろん、弁当や冷凍食品を温める際に活躍する「電子レンジ」。今や欠かせない家電の1つといえます。最近、オーブンレンジに水蒸気発生装置を付加した「スチームオーブンレンジ」が増加傾向にあります。

 この記事では、スチームオーブンレンジのうち、税込み価格が1万〜2万円台のものを選ぶ上でチェックしたいポイントと、それを踏まえたおすすめ商品を紹介します。

スチームオーブンレンジ
油や塩分もきっちり落とせるスチームオーブンレンジ(写真はアイリスオーヤマの「MO-F1806」)

コスト重視? 加熱力重視? 「水蒸気の発生方法」をチェック

 スチームオーブンレンジは、マイクロ波を用いて温める「レンジ機能」、電熱線を用いて焼く「オープン機能」に加えて、水蒸気で蒸す「スチーム機能」を備えています。レンジやオーブンの代わりにスチームを使って温めると、食品の塩分や油分を減らせる他、ラップ類を使わずに水分を保持して温められるというメリットがあります。

 スチームオーブンレンジの多くは、加熱庫がフラット構造となっています。一方で、コスト(価格)の兼ね合いもあり、水蒸気の発生方法は大きく2種類あります。

水蒸気カップ(簡易スチーム)式

 付属の「水蒸気カップ」に湯を入れて、それを蒸す(焼く、温める)ものと一緒に入れます。低価格なスチームオーブンレンジの多くは、この方式です。

 水蒸気カップ式の場合、オーブン用のヒーターを使って水蒸気を発生させるものと、レンジ用のマイクロ波を使って水蒸気を発生させるものがあり、オーブンを使うタイプはラップレスの加熱に対応していません(どちらの方式にも対応する機種もあります)。

 水蒸気カップ方式のスチームオーブンレンジの購入を検討する場合は、どのような調理に使えるのか、あらかじめ確認しておきましょう。

カップ式
水蒸気カップ式は、本体に付属するカップに入れた水で水蒸気を発生させます(出典:シャープ)
レンジには使えないものも
機種によっては、オーブンモードでしか使えない場合もあります(出典:アイリスオーヤマ)

タンク式

 本体のタンクに水を入れて、それを専用のヒーターやボイラーで水蒸気にして庫内に噴霧します。簡易スチーム式と比べると、水蒸気の温度をより高くできるものが多く、水蒸気だけで“焼き”を入れられる機種もあります(オーブン用のヒーターを併用するものもあります)。

 水蒸気カップ式と比べると価格はやや高めで、タンクの手入れも必要ですが、手入れが楽になるように「分解できるタンク」や「自動洗浄機能」などを備える機種もあります。

タンク式
タンク式は、水を都度補給したりカップを出し入れしたりする手間は省けますが、定期的な清掃が欠かせません。分解できるタンクを採用するなどして、清掃しやすくしている機種もあります(出典:パナソニック)

大きな弁当も温める? 「庫のサイズ」をチェック

 電子レンジを使う目的の1つとして、「弁当を温める」というものがあると思います。コンビニエンスストアやスーパーマーケットで買ってきた弁当はもちろんですが、自分や家族が作った弁当を職場などで温めるケースもあるでしょう。

 特に弁当を温める機会が多い場合は、庫のサイズをチェックしましょう。庫が小さすぎると、温める際に弁当箱が中に入らない恐れもあります。

 最近でこそ、家庭用の電子レンジで温めることを想定したコンパクトな弁当箱もあります。しかし、設置場所との相談になりますが、弁当の温めをすることが多い場合、できるだけ庫のサイズが大きい機種を選びたいです。

 ちなみに、スチームオーブンレンジは庫のサイズにゆとりがあるものが多いです。そこまで庫のサイズで悩むこともないでしょうが、念のためにチェックすることをおすすめします。

庫のサイズ
弁当を温める機会が多い人は、庫のサイズが大きい機種を選びましょう(出典:山善)

温めや焼きの速度を左右する 「ワット数」をチェック

 繰り返しですが、スチームオープンレンジは「オーブン」でもあり、「レンジ」でもあります。オーブン機能で使う「電熱線」も、レンジ機能で使う「マイクロ波発生装置」も、その加熱能力はワット数(電力量)で決まります

 加熱時間を短くしたい場合は、ワット数の高いものを選ぶべきですが、その分本体サイズが大きめで、消費電力も(当たり前ですが)多くなるので、気を付けましょう。

おすすめのスチームオーブンレンジはこれ!

 上記のポイントを踏まえた上で、おすすめの1〜2万円台のオーブンレンジを3機種紹介します。

MO-F2402(アイリスオーヤマ)

 アイリスオーヤマの水蒸気カップ式スチームオーブンレンジです。税込み実売価格は1万7000円から2万円程度で、スチームオーブンレンジとしては手頃です。ボディーカラーはホワイトのみです。

 スチーム機能はオーブンで使う形態で、トーストや蒸し料理、脱脂・減塩調理に利用できますが、ラップレス加温には利用できません。庫のサイズは24Lで大きめの弁当も温めやすいです。

 レンジ機能の最大出力は1000W(3分以内、通常は600W)、オーブン/グリル機能の最大加熱能力は1330W(680Wヒーター×2)です。

MO-F2402

ヘルシーシェフ MRO-VS7(日立グローバルライフソリューションズ)

 日立のタンク式スチームオーブンレンジです。税込み実売価格は2万6000円から3万円程度で、タンク式としては比較的手頃です。ボディーカラーはレッドのみです。

 水蒸気は内蔵ボイラーで生成する方式で、スチーム、オーブンやレンジを組み合わせたオートメニューも充実しています。右側面や背面は壁にピッタリくっつけても問題のない設計で、設置面の自由度は高めです。庫のサイズは22Lです。

 レンジ機能の最大出力は1000W(3分以内でオートメニュー利用時のみ、手動では800W、オーブン/グリル機能の最大加熱能力は1300Wです。

MRO-VS7

ER-SD70(東芝ライフスタイル)

 東芝の水蒸気カップ式(※)スチームオーブンレンジです。税込み実売価格は3万円程度です。独自の「石窯ドーム構造」でオーブンを使った調理に定評があるモデルです。ボディーカラーはホワイトとブラックから選べます。

(※)オーブンで利用する角皿の一角に湯を注ぎます

 スチーム機能はオーブンで使う形態で、トーストや蒸し料理、脱脂・減塩調理に利用できますが、ラップレス加温には利用できません。庫のサイズは26Lで大きめの弁当も温めやすいです。

 レンジ機能の最大出力は1000W(3分以内、通常は600W)、オーブン機能の最大加熱能力は1150W、グリル機能の最大加熱能力は800Wです。

ER-SD70

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