Web会議で使いたい「コンデンサーマイク」おすすめ5選 手軽に音質アップ【2020年最新版】
Web会議やビデオ通話の機会が増えていますが、「声」の聞こえ方が気になったことはありませんか? 比較的手軽で音質向上も期待できるパソコン向けの「コンデンサーマイク」に注目し、特徴や製品選びのポイントを確認しつつ、おすすめの製品を紹介します。
Web会議やビデオ通話の機会が増えていますが、「声」の聞こえ方が気になったことはありませんか?
パソコンの場合、内蔵マイクやイヤフォンマイク、あるいは外付けのスタンドマイクなど、種類によって音質が大きく変わります。
今回は、価格と使い方が比較的手軽で音質向上も期待できるパソコン向けの「コンデンサーマイク」に注目し、特徴や製品選びのポイントを確認しつつ、おすすめの製品を紹介します。
コンデンサーマイク選び:音質向上なら感度が決め手
マイクには大きく分けて「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の2種類があります。Web会議の音声を手軽に良い音質にしたい場合は「感度」が重要になるので、感度が良いコンデンサーマイクを選択するのがいいでしょう。
ダイナミックマイクは感度が低いため、パソコン側でマイク音量を上げる必要があり、サーという雑音「ホワイトノイズ」も大きくなってしまいます。Web会議やビデオ通話のアプリ・サービスによってはノイズを低減する機能もありますが、しゃべる声にかかるホワイトノイズは完全には取り除けません。
長時間の会議となると悪い印象を与えてしまいがちですので、できるだけ抑えておきたいポイントです。
コンデンサーマイク選び:パソコンで使うならUSB接続が安心
マイクをPCに直接接続する場合は、3.5mmミニプラグかUSB端子を利用することになります。
3.5mmミニプラグはイヤフォンなどでよく見る端子で、パソコンではイヤフォンマイクの出入力端子として多くの製品に搭載されています。この3.5mmミニプラグにマイクを接続すると、パソコンによってはノイズが乗りやすかったり、音量を大きくできないなどの問題が出ることもあります。
一方、USB接続のマイクはパソコンに由来するノイズや音量のトラブルが少なく、USB端子の製品を選んでおくと安心です。
なお、スマホと併用したいといった場合は、USB端子から変換すると利用できない場合があるので、3.5mmミニプラグとスマホ接続用の変換アダプターを使うと安心です。
コンデンサーマイク選び:用途に合った「指向性」を選ぼう
マイクにはそれぞれ音を拾う方向によって特性が決められており、その特性を「指向性」と呼びます。
「全指向性(無指向性)」のマイクでは、名前の通り周囲の音をすべて集音することができるので、会議室で複数の人の音声を集音するのに向いています。
「単一指向性」のマイクでは、特定の方向、マイクの前面の音を集音しやすくなっていて、自宅など1人でWeb会議に参加するときなどに向いています。
単一指向性マイクにも種類があって、多くは周囲の音も多少集音します。キーボードの打鍵音を聞こえないようにしたい場合は、より指向性が高い製品を選ぶといいでしょう。ただ、向きがずれてしまうと音声が小さくなってしまうので注意が必要です。
コンデンサーマイク選び:使い勝手を左右する機能とは
Web会議やビデオ通話ではマイクは固定して使う場合がほとんどですよね。そこで欠かせないのがマイクスタンドです。
マイクの形状によって利用できるスタンドが違うので、セット販売になっている製品を選ぶのが安心。安定性が低いと机の振動を拾ってカタカタというノイズも入るので、設置場所にも注意が必要です。
そのほか、マイク本体にミュートボタンがあると便利です。Web会議に利用される通話ソフト側にもマイクのミュート機能はありますが、くしゃみやせきなど、とっさの時に素早くミュートすることができます。
コンデンサーマイク選び:Web会議で使いたい製品はこれ!
サンワサプライ「MM-MCUSB25」
サンワサプライの「MM-MCUSB25」は、単一指向性のコンデンサーマイクです。販売価格が2000円程度と低価格なので導入しやすい製品です。
設置場所や収納場所に困らないコンパクトなスタンド一体型で、ミュートボタン、電源スイッチも備えています。フレキシブルアームなので、マイクの角度調節も自由に行えます。
FIFINE「K670」
低価格ながら高音質なマイクで定評のあるFIFINE(ファイファイン)製の「K670」は、単一指向性のコンデンサーマイクです。8000円前後で販売されています。
マイク正面のボリュームつまみで、入力音声の音量を手元で調節することができます。また、背面にイヤフォン端子を備えていて、Web会議の相手の音声をイヤフォンで聞くときに便利です。
付属のスタンドはスペーサーを利用して、3段階で高さ調節ができます。
Blue Microphones「Yeti Nano」
Logicool(ロジクール)傘下のBlue Microphones(ブルーマイクロフォンズ)製「Yeti Nano(イエティ ナノ)」は、単一指向性と無指向性を切り替えできるコンデンサーマイク。1万7000円前後で販売されています。
デザイン性の高いマイク本体に合わせたデザインの専用スタンドが付属します。本体底面にはパソコンの音を聞けるイヤフォン端子を備えています。
本体前面のボリュームつまみで、イヤフォンの音量調節ができるほか、押し込むことでマイクのミュートが行えます。本体背面のボタンで単一指向性と無指向性を切り替えできるので、1人でも複数人でも、用途を選ばず活用できます。
オーディオテクニカ「AT2020USB+」
オーディオテクニカの「AT2020USB+」は、単一指向性のコンデンサーマイクです。同社のプロ向けエントリーモデル「AT2020」をUSB接続に変更した製品で、1万6500円程度で販売されています。
マイク本体にイヤフォン端子を備えていて、自分の声とパソコンからの音を同時に聞けます。本体前面には、マイクの音量調節ダイヤルと、パソコン側の音量とのバランスを調節するダイヤルを搭載。卓上用のミニ三脚と専用のスタンドマウントが付属しています。
オリンパス「ME34」
オリンパスの「ME34」は、単一指向性のコンデンサーマイクです。6000円前後で販売されています。
指向性が鋭いガンマイクで、周囲の音を拾わず音声だけを集音したい場合に便利です。
卓上設置に便利なスタンド一体型の本体で、もともと、ICレコーダー向けの製品のため、3.5mmミニプラグでの接続になります。
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