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「Xperia 10 II」各キャリアの違いは? 比べてみよう!

ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートフォン「Xperia 10 II(エクスペリアテンマークツー)」は、MVNOサービス(格安SIM)を含めると7つのキャリアから発売されています。何が違うのか、簡単に比較してみましょう。

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 ソニーモバイルコミュニケーションズのミドルレンジスマートフォン「Xperia 10 II(エクスペリアテンマークツー)」は、その手頃な価格と性能のバランスの良さから、Androidスマホの中でも人気機種の1つとなっています。

こんなにたくさん
Xperia 10 IIは7つの販路から発売されています。

 しかし、Xperia 10 IIはNTTドコモ、au(KDDIと沖縄セルラー電話)、Y!mobile(ソフトバンクとウィルコム沖縄)、IIJmio(インターネットイニシアティブ)、goo Simseller(NTTレゾナント、※1)、mineo(オプテージ)、nuroモバイル(ソニーネットワークコミュニケーションズ)の7つのキャリア(携帯電話事業者)から発売されています。

 一体何が違うのでしょうか。比較してみましょう。

(※1)goo Simsellerは、NTTコミュニケーションズの携帯通信サービス「OCN モバイル ONE」の販売サイトです

違いその1:ボディーカラー

 Xperia 10 IIのボディーカラーは「ブラック」「ホワイト」「ミント」「ブルー」の4つあります。しかし、キャリアによって扱うカラーが異なります

  • NTTドコモ:全色
  • au:ブラック、ホワイト、ミント(ブルーなし)
  • Y!mobile:全色
  • その他(SIMフリー):ブラック、ホワイト(ミント、ブルーなし)

 ボディーカラーを重視して選ぶ場合は、各キャリアで扱っているカラーを確認することをおすすめします。

ボディーカラー以外の細かい違い

 ドコモモデル(SO-41A)は他のモデルにない「NTTドコモ」のロゴが入っています。auモデル(SOV43)は海外モデルに近い見た目ですが、非接触ICカード部分のロゴマークが「モバイル非接触IC通信マーク」となっています。

 Y!mobileモデルと、IIJmio、goo Simseller、mineo、nuroモバイルで扱う「SIMフリーモデル」は海外モデルと同じ見た目で、非接触ICカード部分のロゴマークが「NFCロゴ」になっています。

 なお、非接触ICカード部分のロゴマークの違いこそありますが、Xperia 10 IIの日本国内向けモデルは全て「おサイフケータイ」に対応しています

ドコモモデル
NTTドコモモデルは、NTTドコモのロゴが入っていることが外観上の大きな特徴です
auモデル
auモデルは、非接触ICカード部分のロゴマークがモバイル非接触IC通信マークとなっています
その他モデル
Y!mobileモデルとSIMフリーモデルは海外モデルと同じ見た目ですが、おサイフケータイにきちんと対応しています(写真はY!mobileモデルのラインアップ)

違いその2:対応しているネットワークと通信速度

 ドコモモデル、auモデル、Y!mobileモデルは、それぞれのキャリアのネットワークに最適化されています。携帯電話ネットワーク(LTE/4G)を使った際の理論上の最高通信速度は以下の通りです。

  • NTTドコモ:下り500Mbps/上り75Mbps
  • au:下り479Mbps/上り75Mbps
  • Y!mobile:下り400Mbps/上り46Mbps

 これらのモデルはSIMロックを解除すればどのキャリアでも利用できるようになります。ただし、先述の通り各キャリアのネットワークに最適化されているため、他キャリアで使った場合は、当該のキャリア向けモデルよりも通信速度が遅くなったり、一部のエリアで通信できなかったりする場合があります。

 SIMフリーモデルは、NTTドコモ、au、ソフトバンク(Y!mobileを含む)のネットワークで利用できるようになっています。最高通信速度はキャリアによって変動します。また、2枚のnanoSIMカードを搭載できる「デュアルSIM」にも対応しています。そのため、2つの電話番号(SIMカード)の使い分けもできます。ただし、2枚目のnanoSIMカードは、microSDメモリーカードと排他搭載となることに注意しましょう。

SIMフリーモデル
SIMフリーモデルはNTTドコモ、au、ソフトバンク(Y!mobileを含む)のネットワークで利用できるようになっています。最高通信速度はキャリアによって変動しますので注意しましょう

違いその3:販売価格

 それぞれのキャリアのXperia 10 IIは、販売価格が異なります。2020年10月11日現在、各キャリアのWeb直販における各種割引を適用する前の税込み販売価格は以下の通りとなっています。

  • NTTドコモ:4万1976円(分割払い対応)
  • au:4万9990円(分割払い対応)
  • Y!mobile:4万1760円(分割払い対応)
  • IIJmio:4万3780円(分割払い対応)
  • goo Simseller:3万6080円(機種変更は4万1580円)(※2)
  • mineo:4万3560円(分割払い対応)
  • nuroモバイル:4万3780円(分割払い対応)

(※2)商品代金を支払うクレジットカードによる分割払いに対応しています

 なお、いずれのキャリアも既に自社のSIMカードを持っている(契約)しているか、新規契約をすることを前提にした価格となります。一部を除き、NTTドコモ、au、Y!mobileでは店頭において端末単体販売も行っていますが、契約を伴って購入する場合と価格が異なる場合があります。

 auでは、端末の下取りを前提にした「かえトクプログラム」(残価設定型の分割払い)を利用した上で、購入から25カ月目に機種変更すると実質的な購入価格を抑えられます。

 SIMフリー版を扱っているキャリアの一部ではソニーストアで使えるクーポン券を先着順で配布しています。ソニーストアで別の買い物をすることが前提となりますが、実質的な値引きとなります。

au
auのXperia 10 IIは「かえトクプログラム」の対象です。2年間使ったら機種変更する前提に立てば、実質的な負担金を抑えられます

キャリアは自分の携帯電話事情に合わせて選ぼう!

 基本的な処理性能、ディスプレイやカメラ、3.5mmイヤフォンマイクジャックの装備など、その他の基本的な仕様は各キャリア共に共通です。

 電話をほとんどせず、外出先での通信もそれほど多くないという人は、IIJmio、mineo、goo Simseller(OCN モバイル ONE)、nuroモバイルでSIMフリー版を購入すると良いでしょう。

 一方、電話の頻度が多い人、あるいは外出先でのデータ通信が旺盛な人には、大容量のデータ通信量を持つプランや通話の(準)定額オプションが充実しているドコモ、au版がおすすめです。

 両者の中間、「電話もそこそこ、データ通信もそこそこ」という人には、Y!mobileが向いています。

 Xperia 10 IIを購入する際は、まず自分の携帯電話(スマホ)事情をしっかり吟味した上で、自分に一番合ったキャリアで購入しましょう。

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