「簡易トイレ」おすすめ5選 衛生的に使え臭い対策ができる製品を【2021年最新版】
災害の直後は、断水が起こり水洗トイレが使えなくなることもあります。こうした非常時には「簡易トイレ」の準備も重要になります。ここで紹介する簡易トイレの選び方とおすすめの製品を参考に、扱いやすく臭いが漏れにくい簡易トイレを探してみてください。
災害の直後は、断水が起こり水洗トイレが使えなくなることもあります。こうした非常時には「簡易トイレ」の準備も重要になります。ライフラインが止まっても対応できるよう、食料や水と同じように、最低でも1週間分は備蓄しておくことをおすすめします。
災害時だけでなく、アウトドアの場面や渋滞に巻き込まれた場合でも簡易トイレは役立ちます。ここで紹介する簡易トイレの選び方とおすすめの製品を参考に、扱いやすく臭いが漏れにくい簡易トイレを探してみてください。
簡易トイレ:携帯式か、便器設置式か、組み立て式
携帯式は、避難先や車内などの限られたスペースで使ったり、可能なら地面に置いたりして使う簡易トイレです。セッティングに時間がかからないため、サッと取り出してすぐに使用できます。コンパクトサイズなので持ち運びも簡単です。
便器設置式は、避難所や自宅の便器に袋を被せて使用するタイプ。トイレの水が止まったときでも、袋を被せれば便器に座って用を足すことができます。これなら災害時でも、トイレの個室が使えるので、人の目を気にせずに済みます。
組み立て式は、段ボールやプラスチックなどの部品を組み合わせて便器を作るタイプ。洋式の便器が作れるので、便器に座って用が足せます。
製品によっては、屋外でも使えるよう、全身を隠せるポンチョや専用のテントが付属していることもあります。ただし、耐荷重については事前に確認しておきましょう。
簡易トイレ:衛生的に使えるか、臭い対策などをチェック
簡易トイレは、水洗トイレのように流すことができないので、衛生的に扱え、臭い対策がしっかりしているかが重要です。そこでまず注目してほしいのが、使用する汚物袋の耐久性です。
容易に破けてしまうものだと、使用後に内容物が出てくるなど大変なことになるかもしれません。十分な厚みがある丈夫な袋を選びましょう。また、使用後の汚物袋を二重に包めるタイプなら消臭効果がアップします。
ちなみに、袋のサイズが大き過ぎると便器の中の水に浸かってしまい後処理が面倒になります。袋を設置するときも、袋の長さを調整する必要があるなど、大きいと使用するまでに手間がかかります。そのため、比較的小さめの袋を選ぶようにしましょう。
簡易トイレ:抗菌効果のある凝固剤がおすすめ
簡易トイレには、素早く排せつ物を固める凝固剤が付いています。凝固剤を使えば、排せつ物の漏れや臭いの漏れを防ぐことができます。
凝固剤には、粉末やタブレット、袋と一体化しているものなど、さまざまな種類があります。中でも、吸水ポリマーは、瞬時に排せつ物を固めることができます。
また、災害時にゴミ回収が滞ると、使用済みの簡易トイレをしばらくの間、保管しておかなければなりません。保管時の臭い対策のために、消臭効果や抗菌効果のある凝固剤を用意しておきましょう。
簡易トイレ:おすすめモデルはコレ!
トパック「片手で秒速トイレ 10個セット」
トパックの「片手で秒速トイレ 10個セット」は、携帯式の簡易トイレです。便器がなくても、緊急時なら袋を片手で持って使用できます。10年間保存できるので、災害用に備蓄しておくことも可能です。
抗菌剤入りの凝固剤ですぐに排せつ物を固めることができます。使用後は付属の黒色廃棄用袋に入れることで、臭いをシャットアウトします。持ち運びやすいサイズなので、災害時はもちろん、渋滞時 やレジャーのときにも便利な製品です。販売価格は2000円前後です。
小久保工業所「緊急簡易トイレ 10回分」
小久保工業所の「緊急簡易トイレ 10回分」は、便器設置式の簡易トイレです。便器に取り付けるか、バケツに被せるなどして使用します。消臭効果付きの凝固剤を使って、臭いを抑制することができます。
汚物袋だけでなく処理袋も付いてくるので、二重に包むことができ、臭いの漏れをしっかり防止します。黒い袋なので、中身が透ける心配もありません。販売価格は1760円(税込、以下同)です。
コクヨ「袋式トイレ 100回分 DRP-TT1」
コクヨの「袋式トイレ 100回分 DRP-TT1」は、便器設置式の簡易トイレです。三角形の袋で、便器にセットしやすいのが特徴の一つ。一度に10枚分の袋をセットできるため、その後のセッティングの手間が省けます。
取り付ける袋の左右が持ち手のようになっており、袋にはミシン目が付いているので、楽に取り外しができます。抗菌・消臭性のある凝固剤なので、臭いの発生を抑えることも可能です。販売価格は1万400円前後です。
BOS「驚異の防臭袋 BOS 非常用トイレセット」
BOSの「驚異の防臭袋 BOS 非常用トイレセット」は、防臭力に優れた簡易トイレです。便器に設置するタイプで、便器カバー用に1枚、排せつ用に5枚の汚物袋が付いています。
その他、凝固剤が5個、驚異の防臭袋が5枚付属します。特に驚異の防臭袋は非常に高い防臭効果が期待でき、汚物袋と二重で使えば臭いをしっかり閉じ込められます。販売価格は900円前後です。
サンコー「非常用簡易トイレ R-39」
サンコーの「非常用簡易トイレ R-39」は、組み立て式の簡易トイレです。パーツを組み合わせることで、簡易的な便器を作ることができます。
耐荷重は120キロなので、大人の男性が使用しても基本的には問題ありません。便器の脚にはキャップが付いているので、滑りにくくなっています。
姿を隠すための簡易ポンチョも付いています。汚物袋は5枚、凝固剤が5個入っています。販売価格は3300円前後です。
こちらの記事も要チェック!
関連記事
- 「保存水」おすすめ5選 賞味期限が5年〜15年の備蓄用飲料水で災害に備える【2021年最新版】
災害発生時は断水が起こり、人間にとっての生命線である飲料水が確保できなくなることもあります。そんなときに備えて、自宅に「保存水」を備蓄しておきましょう。ここでは、保存水の選び方とおすすめの製品を紹介します。 - 「非常食セット」おすすめ5選 万が一に備えて食料の備蓄を【2021年最新版】
災害時はライフラインが止まり、支援物資が届くまでに時間がかかることもあります。食料不足になる可能性を想定して、「非常食セット」を用意しておくと安心です。ここでは、非常食セットの選び方とおすすめの製品を紹介します。 - 防災用「ヘルメット」「手袋」おすすめ5選 避難や救助活動で役立つ【2021年最新版】
災害時は屋外、屋内を問わずあらゆるものが不安定になり、ものが落ちてくる危険があります。また、避難時や救助活動時にガラス片やがれきでけがをする可能性もあります。そんなときに備えて防災用の「ヘルメット」「手袋」を用意しておきましょう。ここでは、防災用ヘルメット・手袋の選び方とおすすめの製品を紹介します。 - 「防災ラジオ」おすすめ5選 災害時の情報収集に役立つ【2021年最新版】
台風や地震など災害時の情報収集に役立つ「防災ラジオ」。ラジオが手元にあれば、災害に関する信頼性の高い情報を得られます。ここでは、防災ラジオの選び方とおすすめの製品を紹介します。災害時に自分や家族の身を守るために、防災ラジオを準備しておきましょう。 - 「防災グッズ」おすすめ57選【2020年最新版】政府のチェックリストを参考に、備えを確認しよう
台風や地震などの災害への備えとして、「防災グッズ」を用意しておくことは家庭でできる対策の1つ。何をそろえておけばいいのか分からない……という人のために、政府が「災害の『備え』チェックリスト」を公開しています。用意しておきたい防災グッズをピックアップし、おすすめ商品を紹介。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.