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洗濯物を「部屋干し」したい! 何をすべき? 何が必要?【2021年6月版】

洗濯物を部屋の中で干したいけれど、うまく干せるか分からない――そんな人もいると思います。部屋干しに必要な知識を簡単に解説します。

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 急な雨への対策や防犯の一環として、「洗濯物を部屋の中で乾かしたい」という人は少なくないでしょう。しかし「洗濯物が乾きにくくて困る」「生乾きの臭い(部屋干し臭)が気になる」「そもそも部屋の中に乾かす場所を確保できない」といった悩みは付きものです。

 そこでこの記事では、部屋干しをする上で気を付けたいことと、おすすめの部屋干しアイテムを紹介します。

まずは部屋干し用のスペースを確保しよう!

 部屋干しをするには、部屋干し用のスペースを確保する必要があります。場所選びの主なポイントは以下の通りです。

  • 日当たりがよいかどうか
  • 風通しがよいかどうか
  • (風通しのよくない場所の場合)強力に換気ができるかどうか

 太陽光には、衣類に付着した雑菌を減らす効果があり、部屋干し臭をおさえてくれます。部屋干しでも太陽光が当たった方がベターなのです。サンルーム(ソラリウム)がある家なら、そこを活用するのが一番です。

サンルーム
サンルームがある家なら「部屋干し」と「屋外干し」の“いいとこ取り”をしやすいです。楽天市場には、サンルームを扱う建材店も幾つか出店しています(画像はLIXILの「サニージュ 床収まり R型」、出典:楽天市場)

 とはいえ、サンルームを設置している(設置できる)家はそれほど多くないでしょう。アパートやマンションならなおさらです。

 そこで部屋干しの場所としておすすめなのが日当たりの良いリビング。間取りにもよりますが、複数の部屋があるアパートやマンションならリビングが一番面積が広く、日当たりも良く、かつ風通しも良好な傾向にあるので、部屋干しにはピッタリです。

リビング
リビングのある家なら、そこが部屋干しに最適な部屋であることが多いです

 「リビングも言うほど広くない」「そもそもリビングがない」という場合は、浴室が良い選択肢となりえます。浴室なら換気扇があったり、間取りによっては換気用の窓も完備していたりするので、洗濯物の乾燥に適していることが多いのです。換気扇の代わりに「浴室乾燥機」が付いていれば、より迅速に洗濯物を乾かせます。

 ただし、浴槽に水が張ってある場合、湿度が高くなってしまいます。浴槽にふたをしっかりするか水を抜いた上で、事前に換気したり除湿機を使ったりして湿度を下げておくと洗濯物が乾きやすくなります。

浴室
浴室も洗濯物を乾かす際に便利な場所です。極力湿気を減らしてから使うようにしたいです

スペースに合わせて「物干し」「ハンガー」「ワイヤー」を用意しよう!

 部屋干しをするスペースを確保したら、必要な道具をそろえましょう。

 まず、室内用の「物干し」を用意することをおすすめします。ひと言で物干しとくくっていますが、使わないときは折りたためるタイプもあれば、「突っ張り棒」で固定して使うタイプもあります。乾かすものによってはパラソル型の物干しを使った方がよく乾くこともあります。部屋のスペースを勘案して、最適な物干しを選びましょう。

部屋干し
部屋干し用の物干しは、写真のような壁に固定するタイプもあります。部屋干しする場所に最適なものを選んでください

 干す場所によっては、物干しの代わりに物干し用のロープ(ワイヤー)を使うのもおすすめです。とりわけ、干す場所を広く確保できる場合はロープを使うと効率良く干せます。

ロープ
部屋干しをする場所の面積が広い場合は、部屋干し用ロープを使うとより効率良く乾かせるようになります(画像はHisome「伸縮式室内物干ワイヤー」)

 室内用の物干しやワイヤーの多くは、ハンガーと組み合わせて使うことを想定しており、物干しによってはハンガーが幾つか付属する場合もあります。

 ハンガーは、主に上着やスポーツタオルを干すのに使うことが多いですが、上着を干す場合は上着のサイズや種類に合わせて使い分けるとよりキレイかつ効率的に干せます。手持ちのハンガーがない、あるいは足りない場合は別途購入すると良いでしょう。

ハンガー
多くの室内用物干しやワイヤーはハンガーと組み合わせて使うことを前提としています。手持ちのものがなかったり足りなかったりする場合は、干すものにピッタリなものを選んで買いましょう(写真は「Amazonベーシック ハンガー」)

乾かすときはきちんと“すき間”を確保しよう!

 部屋干しの際に気になる“臭い”ですが、以下のことを心掛けると発生しにくくなります。

  • 洗濯機の「槽」をきれいに保つ
  • 洗濯物の「洗い→すすぎ→脱水」をしっかりとやる
  • 洗濯物を極力早く乾かす

 特に重要なのが、洗った洗濯物を極力早く乾燥させることです。屋外で干す場合と比べると、部屋干しは乾くのに時間が掛かります。特に冬場は、何も工夫をしなければ乾くのに数日を要することもあります。

 そこで一番気を付けてほしいのが干す洗濯物の“間隔”です。間隔が狭いと水分が蒸発しづらく、乾燥に余計な時間を取ってしまいます。部屋干しの際は、できる限り洗濯物同士の間隔を取るようにしてください。

間隔が狭いイメージ
洗濯物同士の間隔が狭いと、水分が蒸発しづらくなり、結果的に洗濯物の乾きが遅くなります

「扇風機」「サーキュレーター」や「除湿機」があるとより早く乾く!

 先ほども触れましたが、洗濯物を早く乾かすには“風通し”も重要です。風通しを改善したい場合は、扇風機やサーキュレーターを活用すると良いでしょう。

 風は、洗濯物全体に当たるように仕向けることが理想です。ズボン類やスカート類は筒状にして風をしっかり通せるようにしましょう。

サーキュレーター
扇風機やサーキュレーターを使って風を当てると、洗濯物が乾く時間を短縮できます(画像はVornado「660-JP」)

 衣類乾燥モードのある除湿機(衣類乾燥機)も、乾燥時間の短縮には貢献します。除湿機は全シーズンに渡って役立つのでぜひ活用しましょう。

おすすめの「部屋干し」アイテムをチェック!

 最後に、物干しをする上でおすすめするアイテムを幾つかピックアップします。ぜひチェックしてみてください!

折りたためるコンパクトな物干し(1〜2人暮らしにピッタリ)

たくさん干せる物干し(ファミリー向け)

突っ張り棒タイプの物干し

 突っ張り棒タイプの物干しには、壁面を使うタイプと、床と天井を使うタイプがあります。

扇風機/サーキュレーター

電気除湿機

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