車で使える「モバイルルーター」5選 8000円〜2万円の優秀製品で、車内のネット環境を快適に【2021年11月版】
マイカーを仕事部屋として活用する「車内テレワーク」が昨年から注目されています。今回は、車内テレワークを快適にする「モバイルルーター(モバイルWi-Fiルーター)」を紹介します。
マイカーを仕事部屋として活用する「車内テレワーク」が昨年から注目されています。また営業などの外回り中に、スポット的に社用車(営業車)の中でメールチェックや資料の作成などをする人もいるでしょう。車内でパソコンを使う場合、快適なインターネット環境が欲しいですよね。
スマートフォンのテザリング機能を使っている人が多いかもしれませんが、通信環境や通信容量が気になってしまうことも。
そこで今回は、車内テレワークを快適にする「モバイルルーター(モバイルWi-Fiルーター)」を紹介します。
車用に最適化されたモバイルルーター
モバイルルーターと聞くと、家庭内にある据え置き型やポケットサイズのモバイルルーターをイメージする人が多いかもしれません。
モバイルルーターであれば車内に置くことができますが、最近は車内に設置するために作られた専用のモバイルルーターも販売されています。コンパクトなサイズで、狭い車内でも邪魔になりにくいと好評です。
機能充実なカーナビにも
最近のカーナビは道案内だけではなく、インターネット接続をして地図情報を更新したり、CDから取り込んだ楽曲の情報をネットから取得して表示したりするなど機能が充実しています。
このような機能が充実したカーナビとセットで使いたいのが、車載用Wi-Fiルーターです。カーナビを製造しているメーカーがオプション品として販売している場合もあります。カーナビの購入を検討している人は、こういったものを選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
SIMフリーのモバイルルーター+格安SIMの組み合わせも◎
そうはいっても、車専用のモバイルルーターを購入するのは初期費用もランニングコストもちょっともったいないし、そもそもそんなに頻繁に車内テレワークをするわけではない、という人も少なくはないでしょう。
その場合はSIMフリーのモバイルルーターも検討してみると良いでしょう。格安SIMとSIMフリーのモバイルルーターを組み合わせて使用することで、初期費用もランニングコストも抑えられます。車内以外でのテレワークにも活躍すること間違いなしです。
車で使いたい! 「モバイルルーター」おすすめ5選
パイオニア「カロッツェリア DCT-WR100D」
「カロッツェリア DCT-WR100D」は、「カロッツェリア」ブランドでおなじみのカーナビメーカー「パイオニア」が販売している車載専用モバイルWi-Fiルーターです。
NTTドコモのLTEデータ通信にあらかじめ対応しており、別途契約することでモバイル通信が可能になる手軽さが売り。1年契約の料金は1万3200円(税込、以下同)となっており、2年分の契約にルーター本体の実売価格約2万3000円と合わせると、1カ月当たり約2000円で使い放題になる計算です。
取り付けは、シガーソケットに電源ケーブルを差し込むだけと簡単です。車載専用のため、利用は走行中と一部停車中のみ。自宅で使うことはできない仕組みです。
NECプラットフォームズ「Aterm MP02LN」
車以外でも利用できるモバイルルーターは数多く販売されていますが、探し方のひとつとしてサイズ感が挙げられるのではないでしょうか。少しでも小さく軽量のものを探しているなら、NECプラットフォームズの「Aterm MP02LN」がおすすめです。
サイズは9.1(幅)×1.2(高さ)×5(奥行)cmとコンパクトでかさばりません。SIMフリーなので別途SIM契約をする必要がありますが、実売価格は8000円前後とお手頃です。
NECプラットフォームズ「Aterm MR05LN」
車内でテレワークをする上で重要なのが、通信の安定性ではないでしょうか。自宅の固定回線であれば気になりませんが、車の中では不安要素です。それを少しでも軽減できるのがNECプラットフォームズ「Aterm MR05LN」です。
SIMフリータイプのモバイルルーターは基本的にSIMは1枚しか入れられませんが、「Aterm MR05LN」はデュアルSIM、つまり2枚のSIMカードを入れられます。SIMの契約は2枚分必要となりますが、利用地点やシーンに合わせていずれかを選択できるといったメリットがあります。
本体の実売価格は2万2000円前後とやや高価ですが、その価値はある製品といえそうです。
ピクセラ(PIXELA)「LTE対応USBドングル PIX-MT100」
ピクセラ(PIXELA)の「LTE対応USBドングル PIX-MT100」は、3.41(幅)×1.4(高さ)×9.29(奥行)cmとコンパクト。ノートパソコンで使う場合、本体(契約済みSIMカードが必要)をパソコンのUSBポートに直挿しするだけでそのままモバイル通信が利用できます。Wi-Fiルーターとしても機能するので、ノートパソコンでモバイル通信しながらスマートフォンはWi-Fiで接続──といった使い方ができます。
シガーソケットやモバイルバッテリーなどから電源を確保する形でもWi-Fiルーターとして利用できます。家庭のコンセントでもUSBアダプターを介して利用できるので、車内と家庭で気軽に使えるコンパクトな通信手段が欲しい方におすすめです。実売価格は1万5000円前後です。
富士ソフト「+F FS030W」
モバイルルーターは電池持ちが良いものが欲しい人におすすめなのが、富士ソフトの「+F FS030W」です。Bluetooth利用時は最大24時間も持つ長時間バッテリーを搭載しています。
SIMフリーのためランニングコストを抑えられます。実売価格も1万円前後と手を出しやすい価格帯なのも魅力です。
こちらの記事も要チェック!
関連記事
- 「モバイルルーター」SIMフリーモデルおすすめ3選【2020年最新版】
さまざまな格安SIM(MVNO)の料金プランを選んで使えるSIMロックフリーの「モバイルルーター」について、選び方とおすすめ製品を紹介します。 - 「モバイルルーター」SIMフリーモデルおすすめ4選 格安SIMとの組み合わせが便利【2021年9月版】
「モバイルルーター(モバイルWi-Fiルーター)」は大手キャリアが販売するモデルのほか、格安SIMなどと組み合わせて月々の通信コストを抑えられる「SIMロックフリー」の製品もあります - 大手キャリアの「モバイルルーター」おすすめ4選 5G対応モデルも登場【2020年夏最新版】
外出時にパソコンやタブレットでネット接続するなら、4Gや5G、またはWiMAX 2+に対応した「モバイルWi-Fiルーター」(モバイルルーター)があると便利です。 - 「モバイルルーター」5G対応モデルおすすめ3選 3キャリア+サブブランドの最新機種【2021年9月版】
「モバイルルーター(モバイルWi-Fiルーター)」は固定回線のような工事不要で使い始められるため、自宅のネット接続環境としても活躍します。特に大手キャリアがメインブランドやサブブランドで展開する製品は、いち早く5G対応していて速度面で有利です。注目の5G対応モデルをピックアップしました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.