「日本ワイン」北海道産のおすすめ5選 北の大地は白ワイン用の品種が豊富【2021年最新版】
近年、生産量、消費量ともに伸びている日本ワイン(国産ワイン)。ただ、一口に日本ワインと言っても、産地や品種などによって味わいは実に多様です。注目を集める日本ワインの中で、今回は北海道産のワインをご紹介します。
近年、生産量、消費量ともに伸びている日本ワイン(国産ワイン)。ただ、一口に日本ワインと言っても、産地や品種などによって味わいは実に多様です。
注目を集める日本ワインの中で、今回は北海道産のワインをご紹介します。
北海道はワインの一大産地
かつて“不毛の大地”と呼ばれた北海道を、自らの手によって開拓していった先駆者たち。そのパイオニア精神はワインの造り手にも受け継がれています。理想のワインを造ることを夢見て、多くの人たちが北海道に移住してきました。
その結果、国税庁の調べ(2018年度)では、ワイナリーの数で山梨、長野に次いで全国3位となる37場に上ります。また、日本ワインの生産量は2603キロリットル、出荷量は2537キロリットルとなっていて、今ではワインの一大産地に育ちました。
北海道は白ワイン用の品種が豊富
北海道は北緯42〜45度の間に位置しています。これは、白ワインの世界的な産地であるシャンパーニュ(フランス)やラインガウ(ドイツ)と比べて少し緯度は低いものの、冬の厳しい寒さが加わって同じような気候風土になっています。そのため、ヨーロッパ系ブドウ品種の栽培が盛んなのです。
代表的なものがケルナー。耐寒性に加えて、早熟で収量も多く確保できることから、造り手にとても好まれている品種です。そのほかにも、ミュラー・トゥルガウやバッフスなど、ドイツ系の品種が多く栽培されているのが北海道の特徴です。
大手も北海道でのワイン造りに熱視線
北海道のワイナリーは大きく3つの地域に分類されます。十勝エリア、空知エリア、そして後志エリア。中でも後志エリアにある余市町は、いまや数多くの実力派ワイナリーが集結しています。
そうした活況を背景に、昨今は大手酒造メーカーも余市でワイン造りを行っています。
アサヒビールは2017年以降、ブドウ用農地の取得を続けており、既にピノ・ノワールやケルナーなどの栽培を進めています。また、サッポロビールは1984年からワイン用ブドウの協働契約栽培を開始し、「グランポレール」シリーズの商品に生かしています。
おすすめの北海道産ワインはこれ!
池田町ブドウ・ブドウ酒研究所「北海道産ビンテージ 白」
製造元である池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(十勝ワイン)は、国内初の自治体によるワイナリーとして1963年に開業。池田町長が代表者を務めているというユニークな会社です。
この「北海道産ビンテージ 白」は、北海道産のミュラー・トゥルガウとケルナーを使った辛口の白ワイン。フルーティーな香りが特徴です。価格は、720ミリリットルで1500〜1700円前後です。
北海道ワイン「おたる ツヴァイゲルト」
小樽市に本社を構える北海道ワインは、年間250万本以上の日本ワインを製造する国内有数の日本ワイン専門メーカーです。
この「おたる ツヴァイゲルト」は、赤ワイン用ブドウ品種であるツヴァイゲルトで醸造した、ミディアムライトボディの赤ワイン。アロマとともにコショウのようなスパイシーな香りを感じることができるプレミアムな1本です。価格は720ミリリットルで2300〜2800円前後です。
サッポロビール「グランポレール 余市ケルナー」
サッポロビールが販売する日本ワインシリーズ「グランポレール」。同社は1980年代から北海道でワイン造りに取り組んでいます。
この「余市ケルナー」は、余市の協働契約農家が栽培したケルナーで造られた辛口ワイン。青リンゴをほうふつさせる香りと、爽やかでキレのある飲み口が多くの飲み手を魅了します。価格は、750ミリリットルで2000円前後です。
はこだてわいん「北海道100プレミアムシリーズ メルロー」
はこだてわいんは、その名の通り函館近隣に本社を構えるワイナリーですが、30年ほど前から余市の契約農場でブドウを栽培しています。
「北海道100プレミアムシリーズ メルロー」は、赤ワイン用ブドウのメルローを100パーセント使用し、11カ月間、木樽で熟成させました。メルローらしい柔らかな酸味と、まろやかで深みのある味わいが特徴といえるでしょう。価格は、720ミリリットルで3080円です。
北海道ワイン「おたる ナイヤガラスパークリング」
北海道ワインの「おたる ナイヤガラスパークリング」は、甘口の品種であるナイヤガラ(ナイアガラともいう)を使ったスパークリングワインです。
ナイヤガラならではの華やかなマスカットの香りが口いっぱいに広がります。ワインが苦手な人にも飲みやすく、数々の賞も受賞した人気の北海道産ワインです。価格は、720ミリリットルで2000円前後です。
ワイン最新人気ランキング
ショッピングサイトではどんなワインが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみましょう。
関連記事
- 「日本ワイン」東北産のおすすめ5選 有数のブドウ産地・山形産ワインなどをピックアップ【2021年最新版】
近年の「日本ワイン」ブームを追い風に、全国各地で新しいワイナリーが誕生しています。東北地方でもワイン用のブドウの栽培が広がりつつあります。今回は、東北産のワインに注目し、ネットで買えるおすすめの商品をご紹介しましょう - 自宅での“カクテル作り”に使いたい おすすめ「リキュール」5選
“巣ごもり生活”で以前よりもご家庭でお酒を飲む機会が増えた――という人は多いはず。ビールやチューハイ、ワイン、焼酎、日本酒などを買ってきて飲むのもいいですが、たまには自分でカクテルを作ってみてはいかがでしょうか? カクテル作りに活躍するのが「リキュール」です。 - 「微アルコール飲料」おすすめ4製品 話題のビールテイスト飲料をピックアップ【2021年最新版】
新たなジャンルとして登場した「微アルコール」飲料が注目を集めています。お酒を飲めない、あるいはお酒が苦手な方でも雰囲気を味わえる「ノンアルコール」飲料もありますが、どう違うのでしょうか。 - 「シードル」おすすめ5選 甘味と酸味、そしてすっきりとした爽やかな喉ごし【2021年最新版】
果実酒といえば、ブドウを原材料とするワインがあまりにも有名ですが、リンゴを使った「シードル」も世界中で愛飲されているお酒です。リンゴの甘味と酸味、そしてすっきりと爽やかな喉ごしを楽しめるシードル。今回は、比較的手軽に購入できるおすすめシードルをご紹介します。 - 「梅酒」おすすめ5選 飲みやすくて奥が深い【2021年最新版】
「梅酒」はその飲みやすさから老若男女問わず、幅広い層に親しまれているお酒と言えるでしょう。飲食店や市販品を楽しむだけでなく、家庭で梅酒を作る人たちも数多くいます。今回はそんな身近なお酒である「梅酒」の中でも、比較的手軽に購入できるおすすめをご紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.