「iMac」「Mac mini」シリーズ4機種の違いをチェック【2022年2月版】
Apple(アップル)のパソコンと言えばノートパソコンの「MacBook(マックブック)」シリーズだけでなく、据え置き型のデスクトップモデルでは「iMac(アイマック)」と「Mac mini(マックミニ)」シリーズも魅力的な選択肢です。
Apple(アップル)のパソコンと言えばノートパソコンの「MacBook(マックブック)」シリーズだけでなく、据え置き型のデスクトップモデルでは「iMac(アイマック)」と「Mac mini(マックミニ)」シリーズも魅力的な選択肢です。
さらに高性能な「Mac Pro」シリーズも存在しますが、プロ仕様のハイエンドモデルだけあってかなり高額の製品。今回は、比較的買いやすいiMacとMac miniの現行シリーズ4機種に注目しました。
カラーバリエーション豊富な「24インチiMac」
2021年5月に発売されたカラフルな新モデルが、一体型モデルの「24インチiMac」です。カラーは、ブルー/グリーン/ピンク/シルバー/イエロー/オレンジ/パープルの7色。なお、低価格の「7コアGPUモデル」はブルー/グリーン/ピンク/シルバーの4色のみとなっています。
チップセットは同社開発の「M1」を搭載。構成別の価格は、8コアCPU・7コアGPU搭載モデルが15万4800円(税込、以下同)から、8コアCPU・8コアGPU搭載モデルが17万7800円からと分かれています。
安価な7コアGPUモデルはストレージが256GB/512GB/1TBで、メモリは8GB/16GB。背面のインタフェースには、Thunderboltポートを2基備えます。標準付属のキーボードが「Magic Keyboard」で、Touch ID付きキーボードを利用したい場合には、オプションで選ぶ必要があります。
上位の8コアGPUモデルは、ストレージが256GB/512GB/1TBに加えて2TBも選択可能。メモリは8GB/16GBで共通です。背面のインタフェースにはThunderboltを2基に加え、USBポートも2基備えます。付属のキーボードも「Touch ID搭載Magic Keyboard」にアップグレードされています。
画面は4480×2520ピクセルの「4.5K Retina」ディスプレイで、10億色の表示や、P3の広色域にも対応します。ドルビーアトモスをサポートした6スピーカーシステムやビームフォーミング対応の3マイクアレイ、1080pのFaceTime HDカメラなどWeb会議需要を満たす仕様も特徴です。電源アダプターにEthernetポートが備わっている構造も、本シリーズから採用されました。
“5K”ディスプレイ搭載の「27インチiMac」
2020年8月に発売されたiMacの27インチモデルは、まだ旧式のデザインを採用しているモデルです。最小構成での価格は21万3800円からです。
搭載するチップセットは、Intel製のCore iシリーズで、3.1GHz(6コア第10世代Core i5)、3.3GHz(6コア第10世代Core i5)、3.8GHz(8コア第10世代Core i7)という3ラインを展開。オプションで3.6GHzの第10世代Core i9も選択できます。なお、グラフィックスにはAMDの「Radeon Pro 5300」または「Radeon Pro 5500XT」を搭載。上位モデルでは、「Radeon Pro 5700」も選択できます。
ストレージは最小構成で256GB SSD、上位モデルでは512GBからで、3.3GHzモデルではオプションで1TB/2TBも、3.8GHzモデルではさらに4TB/8TBも選択可能。メモリは共通して8GBから、オプションで16GB/32GB/64GB/128GBにも変更できます。
画面は5120×2880ピクセルの「5K Retina」ディスプレイを搭載。10億色表示や、P3の広色域対応などは、24インチモデルと共通です。1080pのFaceTime HDカメラも備えます。ただし、スピーカーはステレオスピーカーで、マイクもビームフォーミング等には非対応。背面のインタフェースには3.5mmヘッドフォンジャック、SDXCカードスロット、USBポート4基、Thunderbolt2基、ギガビットEthernetを備えます。
小型のデスクトップなら「Mac mini」(M1搭載モデル)
外付けディスプレイやキーボードなどの環境がすでに整っている場合、小型のデスクトップモデル「Mac mini」も魅力的な選択肢となるでしょう。
現在展開されているMac miniには、プロセッサーにM1チップを搭載する「シルバー」のモデルと、インテルのCore iシリーズを搭載する「スペースグレイ」のモデルの2ラインがあります。
2020年11月発売のM1搭載モデルは、価格が7万9800円から。8コアCPU・8コアGPUを内蔵し、メモリは8GBまたは16GBから選べます。ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBを選択できます。最大2台へのディスプレイ出力をサポートし、Thunderbolt経由で最大6K解像度・60Hzのディスプレイ1台と、HDMI 2.0経由で最大4K解像度・60Hzのディスプレイ1台に接続できます。
インタフェースは、Thunderboltが2基、USBが2基、HDMI、ギガビットEthernet(または10Gb Ethernet)、3.5mmヘッドフォンジャックも搭載しています。
一世代前の上位モデル「Mac mini」(Intel CPU搭載モデル)
Mac miniにもIntel製Core iシリーズ搭載モデルがあり、価格は12万4080円から。M1搭載モデルと比べて一世代前の製品ですが、スペックが充実している上位モデルという位置付けです。
プロセッサーはCore i5モデル(4.1GHz)が標準で、Core i7(4.6GHz)にも変更可能。メモリは8GB/16GB/32GB/64GBを、ストレージは512GB/1TB/2TBを選べます。
インタフェースは、Thunderboltが2基、USB(最大5Gbps)が2基、さらにHDMI、ギガビットEthernet(または10Gb Ethernet)、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載。Thunderbolt×2とHDMI×1をフルに使うと、最大3台のディスプレイ出力が可能です。
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