「防災ラジオ」おすすめ5選 災害・避難に関する情報収集、明かりの確保に役立つ【2022年最新版】
「防災ラジオ」を使えば、信頼性の高い情報が得られますし、スマホの電源を温存することも可能です。ラジオの他、ライト機能、スマホ充電機能、手回し充電機能が付いている製品もあり、さまざまな場面で役立ちます。今回は、そんな防災ラジオの選び方とおすすめの製品を紹介します。
災害時、スマートフォンでも情報を得ることはできますが、ネット上には不確かな情報も多く、使い続けていると充電がなくなってしまうという問題もあります。「防災ラジオ」を使えば、信頼性の高い情報が得られますし、スマホの電源を温存することも可能です。
ラジオの他、ライト機能、スマホ充電機能、手回し充電機能が付いている製品もあり、さまざまな場面で役立ちます。今回は、そんな防災ラジオの選び方とおすすめの製品を紹介します。災害時に自分や家族の身を守るために、防災ラジオを準備しておきましょう。
防災ラジオ:AM/FM/ワイドFM、全てに対応したモデルがおすすめ
ラジオの機能として、どの周波数が聞けるのか確認しましょう。結論を言うと、AM、FM、ワイドFMの全てに対応した製品がおすすめです。これなら、「AMが聞けないときはFMかワイドFM」という形で補完的に使えるので、より確実に情報収集できます。
地域の情報を発信するコミュニティFMが聞けるかどうかも重要なポイントです。市、町、村など限られた地域に発信されるもので、自分が今いる地域の食料・飲料水の供給、避難所の案内、被災者の安否確認など、災害時における大切な情報が得られます。
自治体のコミュニティFMの周波数をシールなどに書いて、防災ラジオ本体に貼っておくと、いざというときに便利ですよ。
また、防災ラジオを選ぶ際は、イヤフォンジャックの有無も確認しましょう。イヤフォンが差し込めれば、避難所に到着してからでも、周囲に配慮しながらラジオが聞けます。
防災ラジオ:電力供給を絶たれた状況なら「乾電池+手回し充電タイプ」
災害時は停電で電源を確保するのが難しくなると予想されます。そこでおすすめなのが、「乾電池+手回し充電タイプ」の防災ラジオです。
乾電池なら停電時でも使えますし、あわせて手回し充電に対応していれば、万が一乾電池が切れても、ハンドルをグルグル回しながら手動で充電できます。
ただし、手回し充電の場合、使えるようになるまでに労力と時間が掛かります。何分の手回しで、ラジオをどのくらい連続視聴できるのか確認し、できる限り少ない労力で長時間使えるモデルを選びましょう。
中には、ソーラーパネルを備えているモデルもあります。太陽光で充電できるため労力は掛かりませんが、長時間使用するためには、かなりの充電時間が必要になります。天候によっても左右されるので、あくまでもプラスアルファの機能と考えておきましょう。
防災ラジオ:搭載している機能、本体の重さ、防水性をチェック
防災ラジオを選ぶ際は、付属の機能にも注目しましょう。特にライト機能が付いていれば、停電が発生したときでも、周囲を明るく照らすことができます。夜間の移動や手元を明るくしたいときに便利です。
懐中電灯代わりとして移動中に使う場合は、製品の重さも重要なポイントになります。370g以下のモデルなら、片手で持ってもそこまで負担に感じることはないでしょう。200g以下の軽量モデルもあるので、力に自信がない人はそちらもチェックしてみてください。
また、雨の中を移動する可能性も考慮して、最低でも「IPX3」以上の防水性を備えているモデルを選びましょう。
スマホ充電ができるモデルもありますが、スマホの機種によっては非対応の場合もあります。付属のケーブルが自分のスマホに対応しているかも含め、事前に確認が必要です。
防災ラジオ:おすすめモデルはコレ!
アイリスオーヤマ「手回し充電ラジオライト JTL-23」
アイリスオーヤマの「手回し充電ラジオライト JTL-23」は、重さ約185gの軽量モデル。コンパクトサイズで、手にフィットする握りやすい形状が特徴的です。白色LEDライトを搭載しており、懐中電灯と同じように使えます。
AM、FMの周波数に対応しています。付属の充電用接続コードを使い、蓄電してから使用します。ハンドルを回し、手動で充電することも可能です。1分間に約100回のペースで3分間手回しした場合、LEDライトは約30分、ラジオは約7分使えます。
イヤフォンジャックがあるので、音を出さない形でラジオが聞けます。その他、スマホ充電機能や緊急サイレン機能を搭載。販売価格は3150円(税込、以下同)です。
山善「防水ラジオ YR-M200」
山善の「防水ラジオ YR-M200」は、IP65相当のホコリや水に強いモデル。防水性に優れているので、雨に濡れても壊れにくいです。
別売りの単1形乾電池4本で動くモデルで、電力供給が止まったときでも使えます。AM、FM、ワイドFMを聞くことができ、選局や音量の設定はつまみを回して行います。販売価格は3000円前後です。
防災防犯ダイレクト「ソーラー多機能ラジオライト2300」
防災防犯ダイレクトの「ソーラー多機能ラジオライト2300」は、2300mAhの大容量バッテリーを搭載したモデル。たっぷり充電できるので、ラジオやLEDライトを長時間使用可能です。
付属のUSBケーブルを使った充電の他、ハンドルを回す手回し充電、太陽光で充電するソーラーパネル充電など、さまざまな充電方法に対応しています。別売りの単4形乾電池をセットして動かすことも可能です。
AM、FM、ワイドFMの周波数でラジオが聞けます。付属のケーブルを使って、携帯電話やスマホを充電することもできます。本体の重量は約285gなので、片手でも楽に持てます。販売価格は4840円です。
コイズミ「ダイナモラジオ SAD-8702 W」
コイズミの「ダイナモラジオ SAD-8702 W」は、約13.4(幅)×約6.2(高さ)×約5(奥行き)cmの片手で持てるコンパクトモデル。内蔵電池に充電して使うこともできますし、別売りの単4形乾電池3本で動かすことも可能です。
手回し充電にも対応しています。夜間や停電時に便利なLEDライト機能を搭載。電池なしで本体重量は約220gと軽量なので、持ちながら歩いても、そこまで負担に感じることはないでしょう。
AM、FM、ワイドFMの周波数に対応。スマホ充電機能やSOSサイレンなどの機能も使えます。販売価格は4400円です。
山善「長期保管型 手回し充電ラジオ YTM-R100」
山善の「長期保管型 手回し充電ラジオ YTM-R100」は、IP54の防水防塵モデル。本体重量約200gのコンパクトサイズで、片手でも持ちやすい製品です。AM、FM、ワイドFMの周波数に対応しています。
別売りの単3形乾電池を2個セットするか、充電池に充電するか、ハンドルを使って手回し充電することで、電源が確保できます。約2分間で約150回転の手回しを行えば、約60分ラジオが聞けます。
イヤフォンジャックが付いています。スマホ充電機能やサイレン機能を搭載。販売価格は4200円前後です。
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