「冷風機」おすすめ5選 持ち運びができるモデルも! 涼しい風でお部屋を快適に【2022年最新版】
室内機と室外機が一体になっている「冷風機」。工事不要で手軽に使えて、かつ室外機を置くスペースも必要ありません。簡単に設置できるだけでなく、冷却機能に優れているのも特徴の1つ。中には、冷房だけでなく除湿機能を備えた便利なモデルもあります。今回は、そんな冷風機の選び方とおすすめの製品を紹介します。
室内機と室外機が一体になっている「冷風機」。エアコンだと取り付け工事が必要ですし、室外機の設置スペースを確保する必要もあります。一方、冷風機なら工事不要で手軽に使えて、かつ室外機を置くスペースも必要ありません。
簡単に設置できるだけでなく、冷却機能に優れているのも特徴の1つ。そのため、扇風機では物足りないけれど、エアコンを使うのは難しいという場合にピッタリの家電と言えます。最近では、冷房だけでなく除湿機能を備えた便利なモデルもあります。
今回は、そんな冷風機の選び方とおすすめの製品を紹介します。
冷風機:スポットクーラーか、ポータブルクーラーか
冷風機は、主に「スポットクーラー」と「ポータブルクーラー」の2種類のタイプに分けられます。4畳以上の室内で使うなら、スポットクーラーがおすすめです。
冷却能力が高く、4〜8畳、中には10畳以上に対応したモデルもあります。エアコンの代わりとして導入するなら、ピッタリのタイプです。
ただし、冷却能力が高いものは、サイズが大きい傾向にあるため、設置スペースに余裕があるのか事前にチェックしておく必要があります。また、基本的には重量のある製品がほとんどですが、キャスター付きなら部屋の中を手軽に移動させられます。
一方、アウトドアシーンでの利用を検討しているなら、ポータブルクーラーが良いでしょう。コンパクトサイズで持ち運びやすく、テントの中を涼しくしたり、作業場を涼しくしたりするのに役立ちます。
冷却性能はそれほど高くないため、狭い範囲を冷やすか、直接冷気に当たって涼むという使い方が基本になります。
冷風機:付属の排気ダクトと窓枠パネルをチェック
冷風機を使うと、冷風と同時に熱を排出することになります。この熱をそのままにしておくと部屋が温風で温まってしまうため、基本的には付属の排気ダクトを使って、室外に熱を放出することになります。
ここで確認して欲しいのが、排気ダクトの長さ。伸縮できるモデルがほとんどですが、最長で1m以上まで伸ばせると、窓から少し距離がある場所でも使えて便利ですよ。
あわせて、窓枠パネルの有無もチェックしましょう。これは、窓と窓枠の間にはめることで、外気が侵入したり、虫が入ってきたり、冷気が逃げたりするのを防げるアイテム。この窓枠パネルに排気ダクトをつなぐことで、窓の隙間をふさぎつつ温風を排気できます。
冷風機:除湿機能など機能性をチェック
梅雨時は、洗濯物を外に干すことが難しくなり、部屋干しの嫌な臭いに悩まされることもあると思います。そんなときに便利なのが、冷風機の「除湿機能」。除湿モードにすれば、洗濯物や室内の湿気を素早く飛ばすことができます。
とはいえ、除湿機能や冷房機能を使うと、内部で結露水(ドレン水)が発生してしまいます。「ノンドレンタイプ」なら、水を内部で蒸発させ、熱と一緒に外に出してくれるので、たまった水を処理する手間が掛かりません。
また、夏場は寝苦しくないように、就寝時に冷風機を使いたいということもあるでしょう。タイマー機能が付いていれば、設定した時間で自動的に電源が切れます。これなら、部屋を冷やしつつ無駄な運転を避けることもできるので、電気代の節約につながります。
冷風機:おすすめモデルはコレ!
ナカトミ「移動式エアコン MAC-20G」
ナカトミの「移動式エアコン MAC-20G」は、冷房、除湿、送風の3つのモードを搭載した冷風機。冷房モードは16〜32度で設定でき、送風モードは弱・強の2段階の風量調整に対応しています。除湿モードに切り替えれば、お部屋の湿気を除去できます。
ノンドレン構造を採用しているため、基本的に水処理の手間が掛かりません。付属の排熱ダクトは約0.3〜約1.2mまで伸縮可能です。排熱パネルが付いているので、内部の冷気を逃がすことなく、本体の熱を外に放出できます。
タイマー機能を搭載しており、1〜24時間まで設定できます。キャスター付きなので、スムーズに移動させられます。リモコン付きで、販売価格は4万円前後です。
ハイセンス「スポットエアコン HPAC-22E」
ハイセンスの「スポットエアコン HPAC-22E」は、ノンドレンタイプの冷風機。排気ダクトと窓パネルが付属するので、届いたその日から使用できます。
本体サイズは、約30(幅)×約67(高さ)×約33(奥行き)cmで、底部にはキャスターが付いており、移動しやすくなっています。8時間でオフになる「おやすみモード」、周辺温度に合わせて自動運転する「スマートモード」など、さまざまなモードを搭載。
温度を16度に設定して、パワフルにお部屋を冷やすことも可能です。タイマー機能も搭載しています。バックライト付きのリモコンが付属して、販売価格は3万6000円前後です。
アイリスオーヤマ「冷風機 IPA-2221G-W」
アイリスオーヤマの「冷風機 IPA-2221G-W」は、冷風、除湿、換気(送風)の3つのモードを搭載したモデル。冷却性能としては、4.5〜7畳に対応しています。風量は弱・中・強、あるいは自動モードに切り替えることができます。
約0.3〜1.5mで長さを調節できる伸縮幅の広い排気ダクトが付属。窓パネルや雨よけカバーも付いてくるので、外気や雨、虫の侵入を防ぎつつ排熱できます。ノンドレン方式を採用しているため、特に湿度の高い場所で使わない限り、排水処理の手間は掛かりません。
内部洗浄機能やチャイルドロック機能、タイマー機能などの便利な機能を搭載しています。底部にはキャスターが付いています。リモコンが付属して、販売価格は4万1000円前後です。
ナカトミ「ポータブルミニクーラー PMC-8A」
ナカトミの「ポータブルミニクーラー PMC-8A」は、持ち運びに便利な小型の冷風機。サイズは約20(幅)×約25(高さ)×約61.5(奥行き)cmで、重さは約12kgです。上部には持ち手が付いており、重みはありますが片手で持つこともできます。
レジャーシーンや作業場で利用するのにピッタリなモデルです。約150cmまで伸びる排熱ダクトと、連続排水できるドレンホースが付属します。
風向き調節や送風・冷風の切り替えが行えます。販売価格は2万2000円前後です。
日動工業「ポータブルスポットクーラー カンゲキくん」
日動工業の「ポータブルスポットクーラー カンゲキくん」は、LEDライト付きの小型冷風機。サイズは約20.4(幅)×約27.6(高さ)×約58.2(奥行き)cmで、重さは約11.4kgとなっています。上部には持ち手が付いており、持ち運びに便利です。
約3mのドレンホースや、約0.3〜約1.5mまで伸縮できる排熱用ダクトが付属。電源プラグも約3mあるので、電源から少し離れている場所でも使えます。
2段階の風量調節、上下左右の風向調節に対応したモデルです。販売価格は3万1000円前後です。
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