メルカリで「ごみだと思われているけど、意外と売れるもの」5選 捨てる前に確認を! 相場観も合わせてチェック
家の中にある使わないものは、そのままごみ箱行きになることも少なくないでしょう。でも、一見ごみと思えるものでも、お金に換わる可能性があります。メルカリをはじめとするフリマアプリではさまざまなものが売買されているので、捨てていたものが思わぬ金額で取引されていた! ということもあるのです。そこで今回は、メルカリが発表している「かくれ資産」について解説します。
家の中にある使わないものは、そのままごみ箱行きになることも少なくないでしょう。でも、一見ごみと思えるものでも、お金に換わる可能性があります。
メルカリをはじめとするフリマアプリではさまざまなものが売買されているので、捨てていたものが思わぬ金額で取引されていた! ということもあるのです。そこで今回は、メルカリが発表している「かくれ資産」について解説します。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
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国民1人あたりの「かくれ資産」は、約34万5000円
不用品とは、1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管しているもののことです。不要品保管数量調査および「メルカリ」の平均取引価格によって不要品を金額に換算した数値を、メルカリでは「かくれ資産」と呼んでいます。要するに、不用品を売ったらいくらになるのか? ということですね。
メルカリが2021年12月14日に発表した「2021年版 日本の家庭に眠るかくれ資産」によると、国民1人あたりのかくれ資産は約34万5000円になります。これを世帯で考えると、1世帯あたり約73万5000円です(出典:メルカリ)。
もちろん家全体で見た時の「かくれ資産」になるので、家電や洋服、本なども含まれます。でもこの中には、商品になると気付かずごみだと思って捨ててしまっているものもあるでしょう。実際にどんな「ごみ」がお金になるのか、ここでは代表的なものを5つ紹介します。
売ったら意外とお金になるもの1:インクカートリッジ
自宅で使うようなプリンターのインクカートリッジも、フリマアプリで取引されています。メーカーの純正カートリッジは買うと高いので、中身があれば売れるのは当然です。でもじつは、空になったインクカートリッジでも売れてしまうのです。詰め替え用の容器としての需要があるからです。メルカリでは、2つセットで1000円程度で取引されることもあります。
出品する際は、中身がない空の状態であることを必ず明記します。他にもメーカー名やカラー、そして自分が使っていたプリンターの型番も記載すると、購入側も分かりやすくなります。
売ったら意外とお金になるもの2:使用済みの問題集や参考書
中学校や高校で使う問題集や参考書は、新品で買うと数千円することもあり、中古品を探す人は少なくありません。使用する期間が決まっていますし、問題が解けて回答もあれば支障なく使えます。実際に筆者自身も、子供が使う問題集や参考書は中古で買うことが多いです。
他にも英検などの資格試験の問題集や参考書なども取引があります。中にはメルカリで買って、使用後はメルカリで売るというユーザーもいます。合格してしまえば今後使うことはないので、次の人にバトンタッチをしていくイメージでしょう。
出品する際は、メルカリのバーコード出品も可能です。バーコード出品とは、問題集などに付いているバーコードをスキャンすることで、簡単に出品の参考になる情報を表示させることができる機能です。写真撮影は必要ですが、商品名や商品説明の一部が自動で入力されるので、出品の手間を省くことができます。
また、問題集や参考書の書き込みもチェックしましょう。ただ、全部のページを確認するのは大変なので、「確認はしましたが、もしかしたら見落としがあるかもしれません」という一文があるとクレームを回避できます。
売ったら意外とお金になるもの3:お菓子やお弁当の包み紙
お菓子などの食品を包んでいる「包み紙」も、売ることができます。食べたら捨てるのが一般的ですが、これを集めているコレクターがいるのです。
「チロルチョコ」が良い例ですが、シリーズ化されていて、どんどん新しい商品が販売されるものは、その都度パッケージも異なります。だからこそ、集めたい気持ちになってしまうもの。地域限定や期間限定の商品の場合は購入できないこともあるので、メルカリなどを活用するというわけです。
レアなものになると、250枚セットで1万円以上で取引されている場合もありました。他にも、アイスクリームの「ハーゲンダッツ」のふたや、駅弁の包み紙なども取引されています。
出品時の注意点としては、もともと食品を包んでいたものなので、汚れをしっかり落としてから出品しましょう。また購入者はコレクターが多いので、商品の状態を細かく確認することも大切ですし、シワにならないように梱包することも重要なポイントです。
売ったら意外とお金になるもの4:空き箱
ゲーム機やスマートフォンなどのガジェットが入っていた空き箱が売れることもあります。取引価格は1つ1000〜1200円ほど(2022年10月14日現在)。他にも高級ブランドの箱もそうですね。なぜ空き箱が売れるのかというと、中身を売る時に箱があった方が取引価格が高くなるからです。
例えば、時計やジュエリーは専用のケースがあるかどうかで数万円の違いが出てしまうこともあるほどです。メルカリなどで空き箱を買って本体とセットで出品したほうが、結果的に高く売れるというわけです。
売ったら意外とお金になるもの5:使わなかった紙おむつ
少しピンポイントのものにはなりますが、紙おむつが売れることもあります。赤ちゃんは成長が早いこともあり、紙おむつのサイズが合わなくなってしまうことがあります。そうなると使い道がないので捨ててしまいがちですが、もし未開封の状態であればメルカリで売ることができます。メーカーやサイズによって異なりますが、1パックあたり1200円以上が相場になっているようです(2022年10月14日現在)。
ただし、未開封が条件です。開封してしまったものは、メルカリの出品禁止物である「開封済みの衛生用品」に該当する可能性があります(出典:メルカリガイド)。
また紙おむつはサイズが大きいので、送料が高くなってしまうことも。送料との兼ね合いも考えて出品しましょう。もし紙おむつのパックが複数あるなら、まとめ売りをした方が、送料が抑えられてお得になります。
出品禁止物以外であれば出品できる可能性があるメルカリ。ごみだと思っていたものさえも商品になってしまうのです。いつもとは違う視点でものを見ると、商品としての価値を見出せるかもしれません。
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