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ASUS最新スマホ「Zenfone 10」進化したポイント4選 前モデル「Zenfone 9」からの注目したい変更点を解説(1/2 ページ)

ASUS(エイスース)JAPANは9月8日、スマートフォン「Zenfone」シリーズの最新モデル「Zenfone 10」を発売しました。ここでは、前モデル「Zenfone 9」からの変更点を、注目したいポイント4つに絞って紹介します。機種変更やスマホ選びの参考にしてみてください。

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 ASUS(エイスース)JAPANは9月8日、スマートフォン「Zenfone」シリーズの最新モデル「Zenfone 10」を発売しました。

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Zenfone 10(出典:ASUS

 ここでは、前モデル「Zenfone 9」からの変更点を、注目したいポイント4つに絞って紹介します。機種変更やスマホ選びの参考にしてみてください。

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Zenfoneシリーズとは

 「Zenfone」は台湾の「ASUS」が手掛けるスマートフォンのシリーズです。カメラ機能やパワフルな性能にこだわったラインアップが特長となっています。

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シリーズ最新機種「Zenfone 10」(出典:ASUS

 先々代の機種である「Zenfone 8」からは5.9インチのディスプレイサイズにこだわって開発を続けており、“コンパクトでパワフル”をうたう最新機種「Zenfone 10」でも5.9インチディスプレイのコンパクトなボディにパワフルなプロセッサーを搭載するパッケージングは変わっていません。

 先代モデルZenfone 9と外観上の違いはあまり感じられないZenfone 10ですが、中身はどのように変わったのでしょうか?

注目したい変更点:手ブレ補正機能のアップ

 ジンバルを内蔵し、手軽にきれいな写真や動画が撮れる高性能なカメラは、Zenfone 9でもセールポイントのひとつとなっていましたが、Zenfone 10ではジンバルの性能がさらにアップしました

 光学式手ブレ補正(OIS)と、電子式手ブレ補正機能(EIS)を組み合わせた「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー」が「2.0」にバージョンアップ。電子式手ブレ補正機能にアップグレードが加えられ、よりなめらかでブレのない写真や動画の撮影が可能になりました。

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内蔵する6軸ジンバルのイメージ(出典:ASUS

 手ブレ補正の性能がアップすることで動きながらでもプロのような滑らかな視点の動画が撮れるほか、シャッタースピードが遅くなる夜景もくっきり撮りやすくなるでしょう。

 写真において手ブレがあると、どんなにイメージセンサーの性能が良くてもブレたりボケたりした仕上がりになってしまいます。そのため手ブレ補正性能の向上は、多少イメージセンサーの画素数がアップするよりも、写りが良くなったと感じられる重要なポイントです。

注目したい変更点:超広角カメラは画素数が微増、インカメラは劇的に性能がアップ

 メインの広角カメラはZenfone 9から変更がなく、5000万画素、1/1.56インチのソニー製イメージセンサー「IMX766」を採用しています。超広角カメラは変更があり、Zenfone 9の1200万画素から1300万画素にアップし、画角もややワイドになりました

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Zenfone 10が搭載する各カメラ(出典:ASUS

 そして大きく進化したのがインカメラの性能です。Zenfone 9は1200万画素でしたが、Zenfone 10では3200万画素のRGBWセンサーにアップグレード。

 RGBWセンサーは、従来のRGB画素に白画素を追加したもので、集光性能の高さが特長となっています。このRGBWセンサーの採用によって、Zenfone 9のインカメラと比べて光の取り込み量が67%向上し、ノイズは50%低減したとのことです

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RGBセンサーとRGBWセンサーの写りの比較(出典:ASUS

注目したい変更点:プロセッサー性能の向上

 Zenfone 10はプロセッサーに「Snapdragon 8 Gen 2」を採用。Zenfone 9に搭載していた「Snapdragon 8+ Gen 1」から完全に新しい世代のプロセッサーとなります。

 Snapdragon 8+ Gen 1と比べてCPU性能は15%、GPU性能は20%、電力効率は15%アップしているとのことです。

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高性能な「Snapdragon 8 Gen 2」を採用(出典:ASUS

 Snapdragon 8 Gen 2はQualcomm(クアルコム)の最新フラッグシップとなっており、“コンパクトでパワフル”とうたうZenfone10にふさわしいプロセッサーと言えます。処理の重いゲームでも快適な動作が期待できそうです。

注目したい変更点:ディスプレイ性能のアップ

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ディスプレイはリフレッシュレートが向上(出典:ASUS

 メインディスプレイは約5.9インチのAMOLEDで、解像度は2400×1080ピクセル。耐落下性と耐擦傷性に優れた強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」を採用しています。

 ここまでのスペックは、Zenfone 9とZenfone 10で共通ですが、Zenfone10では最大144Hzのリフレッシュレートに対応。Zenfone 9の最大120Hzから進化しています。

 リフレッシュレートが向上したことによって、より滑らかな映像でゲームを楽しむことができます。ただし、144Hzのリフレッシュレートは、Game Genieでモバイルゲームをプレイする場合にのみ有効にできるとのことです。

まとめ

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Zenfone 10とZenfone 9の主なスペックの比較表(赤字は変更点)

 こうしてみると、Zenfoneシリーズの売りである“誰でも簡単にプロ並みの写真撮影ができる”や“コンパクトでパワフル”に関係するカメラ性能やプロセッサー性能をしっかり向上してきているのが分かります

 サイズや外観があまり変わっていないので、マイナーチェンジに感じるかもしれませんが、カメラ性能とパワフルさというZenfoneのセールスポイントに惹かれてZenfone 9を購入した人ほど、うれしく感じる部分が性能アップしたと言えそうです。

 Zenfone 9を使っていて主な利用用途がカメラとゲームという人は、買い替えることでワンランク上の撮影やゲーム体験を得られるでしょう

 また6インチ以下のサイズでパワフルな機種というのは、スマホ市場全体で見てもあまり多くないコンセプトなので、最近の巨大化が進むスマホを敬遠している人にとっても救世主的なモデルになるかもしれません。

 本格的なカメラ機能とSnapdragon 8 Gen 2を搭載して約10万円(税込)からというコストパフォーマンスも非常に魅力的なので、Zenfoneシリーズのユーザーはもちろん、他メーカーのスマホを使用していた人も検討に値する機種でしょう。

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