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ワークマン「2900円透湿防水ランニングシューズ」の“蒸れにくさ”に感心 水たまりを通っても浸水しない&泥をサッと落とせる(1/2 ページ)

今回紹介する「防水シューズハイバウンスレイン」は、アッパーにイナレムを使用したランニングシューズで、地面から5cmの高さまでの防水性を持たせることに成功しています。

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 ワークマンが独自に開発した高透湿防水素材「INAREM(イナレム)」が、初めてフットウエアに採用されました。

 今回紹介する「防水シューズハイバウンスレイン」は、アッパーにイナレムを使用したランニングシューズで、地面から5cmの高さまでの防水性を持たせることに成功しています。さらにミッドソールにはエコ素材を用いるなど、地球環境にも配慮。2900円(税込)という安さに思わず購入してから3週間、率直な感想をお届けしましょう。

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン

Fav-Log編集部

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初イナレム素材採用のフットウエア

 「INAREM(イナレム)」とは、「蒸れない」を逆さから読んだ造語です。ワークマンが独自に開発した高機能透湿防水素材の名称で、初めて使われたのは2021年春夏シーズンの「3レイヤー透湿レインショートパンツ」でした。

 同年の秋冬シーズンには、後にベストセラーとなる「INAREMストレッチレインスーツ」が登場。生地のスペックについては採用されている商品によって異なりますが、このレインスーツの場合で耐水圧は20000mm、透湿度は25000g/平方メートル/24hとなっています。

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン

 イナレムを採用した商品は徐々にラインアップを拡充。高機能ダウンを組み合わせた防寒コートをはじめ、防寒ジャケットやパンツ、キャップまで登場します。そして、この秋冬シーズンに満を持して投入されたのが、防水シューズハイバウンスレインなのです。

透湿防水性以外にも多くの機能を盛り込んでいる

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン

 商品名にイナレムという呼称は入ってませんが、爪先のラバーコーティング部分にはしっかりと「INAREM」のロゴが確認できます。いわゆる3レイヤーの防水生地ですが、質感については一般的なスニーカーよりも張りがあるかな、という程度。

 言われなければ、これが防水スニーカーだとは誰も気付かないでしょう。なお、アッパーの側面にはリフレクタープリントが、かかとには反射ステッチがあしらわれており、夜間の被視認性を高めているのはうれしい配慮ですね。

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン

 アウトソールはフラットで、ぬれた路面でも滑りにくい耐滑底となっています。また、クッション性の要となるミッドソールには、植物由来成分配合の「バウンステックECO」が使われています。このバウンステックも、ワークマンが分子レベルから開発したオリジナルの高反発ソールで、さまざまなフットウエアに採用されています。

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン(4)

 インソールには「DEOPUT」という抗菌防臭加工が施されています。このように、これでもかと機能を盛り込んでいるのがワークマンのオリジナル商品の特徴と言えるでしょう。

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クッション性は良いが、気になる点も

 さて、実際の履き心地についてです。筆者の足のサイズは27.5cmで、残念ながらラインアップにありません。そこで、売り場で27.0cmと28.0cmを試し履きし、最終的に購入したのが28.0cmでした。フィット感はやや緩めですが、厚手のソックスを組み合わせることで多少は改善できます。

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン 着用画像

 歩いてみてまず感じるのが、クッション性の高さです。フワフワとした歩行感で、時間が経つほど膝や足首の負担を和らげてくれているような感覚があります。ただしランニングをしてみると、かかとから着地した際に底付き感があり、走り方や体重によってはこれがマイナス要素になる可能性も。

 ちなみに筆者は、ワークマンの「アスレシューズハイバウンスオーバードライブ」や、「高耐久シューズアクティブハイク」なども持っていますが、それらと比べてもミッドソールは明らかにソフトです。ランニング目的で購入を検討されている方は、実際に売り場で確認された方がよいでしょう。

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蒸れにくさに感動! 水たまりでも浸水しない

 肝心な防水性については、長靴ほどではないにせよ、少々の雨であればしっかりとしのいでくれます。構造上、アッパーとタンが一体式ではないので、レインパンツを伝って落ちる雨水はどうしても浸入してしまうのですが、一般的なスニーカーと比べるとソックスが完全にぬれるまでの時間に大きな開きがあります

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン 着用画像

 そして、何より感心したのは蒸れにくさです。雨が止んで日が差し始めると、長靴などは内部に蒸れが発生し、すぐに脱ぎたくなってしまいます。しかし防水シューズハイバウンスレインは、不思議とそういう蒸れ感が少ないのです。もちろんゼロではありませんが、不快というわけでもなく、これは優れた透湿性によるものでしょう。

 防水エリアは地面から5cmの高さまでとなっており、側面のラバーで覆われている部分がそれに該当します。

 深さ5cmの水たまりというと、一般的な靴なら迂回を余儀なくされますが、防水シューズハイバウンスレインならジャブジャブと突っ切っても浸水しません。これは非常に頼もしいと言えるでしょう。さらに、アッパーの表面には高撥水加工が施されているので、雨水を弾くだけでなく、泥が跳ねたとしてもサッと落とせるのです。

ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン
ワークマン 防水シューズハイバウンスレイン 着用画像

 履き口には伸縮性のある生地が使われており、かかとは厚手のクッションがホールドする構造となっています。これらによるフィット感が非常に優しく、おそらくほとんどの人は靴擦れなど発生しないでしょう。

 購入から3週間。筆者の普段履きのレギュラーとして、雨の日以外にも活躍しています。カラーは写真のアクアブルー以外にブラックもありますので、気になる方はチェックしてみてください。

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