「250ccネイキッドバイク」おすすめ3選 注目の新モデルからネオクラシカルな機種まで【2024年6月版】
車検がなく、高速道路を通行でき、車体が軽いことから、ビギナーからベテランまで幅広く支持されている「250ccクラス」。今回はカウリングを持たないオーソドックスなスタイルの「ネイキッド」モデルの中から、おすすめの3機種を紹介しましょう。
車検がなく、高速道路を通行でき、車体が軽いことから、ビギナーからベテランまで幅広く支持されている「250ccクラス」。今回はカウリングを持たないオーソドックスなスタイルの「ネイキッド」モデルの中から、おすすめの3機種を紹介しましょう。
大屋雄一
モーターサイクル&自転車ジャーナリスト。短大卒業後、好きが高じて二輪雑誌の編集プロダクションに就職し、6年の経験を積んだのちフリーランスへ。ニューモデルの試乗記事だけでもこれまでに1500本以上執筆し、現在進行形で増加中だ。また、中学〜工高時代はロードバイクにものめりこんでいたことから、10年前から自転車雑誌にも寄稿している。キャンプツーリングも古くからの趣味の一つであり、アウトドア系ギアにも明るい。
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「250ccネイキッドバイク」おすすめ:KTM 250デューク
- 価格:68万9000円(税込、以下同)
- エンジン形式:249cc水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
- 最高出力・最大トルク:31.3ps/9500rpm・25Nm/7500rpm
- 車重:165kg
- シート高:800mm
トップバッターはザ・外車! オーストリアに本社を置くKTMの「250デューク」を紹介しましょう。同社はほぼ共通の車体で「125」「250」そして「390」という3種類のスモールデュークシリーズを展開しており、2024年にそろってフルモデルチェンジ。デュークらしいアグレッシブなイメージを残しながら、フレームもエンジンも2024年モデルで完全に新作となりました。
ここで紹介する250は最高出力31.3psを公称し、単気筒としてはかなりパワフル。このクラスでは珍しく高価なラジアルタイヤを履いていたり、上位モデル顔負けのサスペンションやブレーキセットを採用しているのも、スモールデュークシリーズのポイントです。こうした部分に妥協がないからこそ、車両価格はやや高めとなっていますが、それらが生み出す切れ味鋭い走行性能は、特にベテランライダーが魅了されることでしょう。
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「250ccネイキッドバイク」おすすめ:ヤマハ MT-25 ABS
- 価格:63万2500円
- エンジン形式:249cc水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
- 最高出力・最大トルク:35ps/12000rpm・23Nm/10000rpm
- 車重:167kg
- シート高:780mm
続いて紹介するのは、ヤマハの250ccネイキッド「MT-25」です。 2015年10月に発売され、2020年3月のマイナーチェンジで現在のスタイルになりました。
MT-25は、フルカウルスポーツの「YZF-R25」と基本設計を共有しつつ、外観だけでなくライディングポジションまで差別化し、市街地など一般道での扱いやすさを追求しているのがポイントです。特にハンドルについては、2020年に高さを44mmアップするなどの変更を実施。こうしたところにヤマハの真面目さが伝わってきます。
エンジンは水冷並列2気筒で、最高出力は35psです。数値だけなら先に紹介した250デュークを上回りますが、低〜中回転域はレスポンスが穏やかで扱いやすく、ビギナーを慌てさせることがありません。本領を発揮するのは7000rpmを超えてからで、そこからレッドゾーンの始まる14000rpmまで、息の長い加速が楽しめます。
ハンドリングは、初心者にとって扱いやすいだけでなく、操縦次第で高い旋回力が引き出せるなど、奥の深いまとめ方に感心します。スタイリングは個性的ですが、走りは正統派。街乗りからツーリングまで幅広く対応できる優秀なモデルです。
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「250ccネイキッドバイク」おすすめ:ホンダ CL250
- 価格:62万1500円
- エンジン形式:249cc水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
- 最高出力・最大トルク:24ps/8500rpm・23Nm/6250rpm
- 車重:172kg
- シート高:790mm
最後に紹介するのは、ホンダの「CL250」です。正確には、ちょっとしたダート走行も意識した「スクランブラー」というジャンルのバイクなのですが、メインの使い方としては街乗りやツーリングですので、カウリングのないネイキッドのくくりに入れても差し支えないでしょう。
先に紹介した250デュークやMT-25は、かなり個性的なフロントマスクと言いますか、モダンなスタイリングを有しています。これに対してCL250は、昔ながらの丸型1灯ヘッドライトを採用しており、この普遍的なフォルムに安心感を抱く人が多いようです。
エンジンは水冷単気筒で、最高出力は24ps。250デュークやMT-25よりも控えめですが、街乗りで多用する低〜中回転域のトルクが厚いため、力不足を全く感じさせません。クラッチレバーの操作は非常に軽く、シフトチェンジもスムーズに決まります。ビギナーにとって扱いやすく、ベテランも飽きさせないという、完成度の高いエンジンなのです。
ハンドリングは、フロントに19インチという大きめのホイールを履いていることから安定性が高く、ゆったりとした旋回性が印象的です。また、乗り心地も優秀で、ロングツーリングで疲れにくいのも美点と言えるでしょう。事実、250ccクラスではかなり売れており、街中やツーリング先でも多く見かけるようになりました。
以上、250ccのおすすめネイキッドバイクを3機種紹介しました。この秋にカワサキから「W230」と「メグロS1」という注目モデルが発売される予定もありますので、このジャンルはますます盛り上がることでしょう!
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