7万円台の王道ミッドレンジ「Xperia 10 VII」を3つのポイントでチェック(1/2 ページ)
ソニーが発売したスマートフォンの新モデル「Xperia 10 VII」を3つのポイントでチェックしていきます。
ソニーが2025年9月にスマートフォンの新モデル「Xperia 10 VII(エクスペリア テン マークセブン)」を発売しました。メーカー直販のソニーストアでの価格は7万4800円(税込)で、王道のミッドレンジモデルといった印象。従来世代のモデルと比べて刷新された部分も多く、今期の注目端末のひとつと言えるでしょう。
本稿では、そんなXperia 10 VIIの概要について、3つのポイントを追ってチェックしていきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
Xperia 10 VII|デザインを刷新してより使いやすく
Xperia 10 VIIは約6.1インチのミッドレンジスマートフォンです。従来の「Xperia 10」シリーズはアスペクト比21:9の縦長のディスプレイを搭載していましたが、Xperia 10 VIIでは19.5:9に変わり、クセが強くなく、より手に取りやすい雰囲気に仕上がっています。端末サイズは72(幅)×153(高さ)×8.3(奥行き)mm、重量は約168gです。
スペック面では、ディスプレイのリフレッシュレートが従来世代の60Hzから120Hzへアップしたことがポイント。内蔵スピーカーも従来通りフロントステレオスピーカーですが、エンクロージャーの追加など、構成や設計が改良されており、よりノイズが抑えられ、低音域から中音域までの厚みもアップ。Webブラウジングや動画視聴など、カジュアルな用途での使い勝手は、より魅力的になったと言えるでしょう。
性能に関しては、チップセットにミッドレンジ向けの「Snapdragon 6 Gen 3」を搭載し、メモリ8GB、ストレージ128GBを備えます。AI機能に関しては、Googleによる「かこって検索」やAIアシスタントの「Gemini」を使用可能。独自のAI機能などは備えません。
Xperia 10 VII|すぐ撮れるデュアルカメラがウリ
背面に広角(5000万画素)+超広角(1300万画素)のデュアルカメラを搭載。広角カメラは、光学2倍相当のクロップズーム(イメージセンサーの中央の画素のみを使い、解像感を維持しながら撮影するズーム)に対応しており、幅広い画角での撮影に対応します。
広角カメラは、センサーサイズが1/2.0インチから1/1.56インチへとアップ。超広角カメラは解像度が約800万画素から1300万画素へ向上しています。
また、同シリーズとしては初めてシャッターボタンを搭載したのがトピック。正確には「即撮りボタン」と呼ばれるもので、長押し操作でカメラアプリの立ち上げ、単押しでシャッター操作、長押しで動画撮影などが可能です。一方、半押しでのピント調整などはできず、上位モデルのそれとは差別化されている部分もあります。
なお、アプリとしてはSNSに投稿するショート動画の編集などに使える「Video Creator」が標準でインストールされていることを押さえておきましょう。
Xperia 10 VII|長く使いやすい仕様に
Xperia 10 VIIでは、最大4回のOSバージョンアップ、6年間のセキュリティアップデートに対応したこともポイント。従来世代よりも長い運用が想定されています。
また、ディスプレイに耐落下性と耐擦傷性の強いガラス「Corning Gorilla Glass Victus 2」が採用されているうえ、「いたわり充電」機能によって、4年経過しても比較的バッテリーの劣化を防げるとしています。長く使いたい人でも安心して選べるようになっています。
「SIMフリースマートフォン」最新ランキング
【Amazonブラックフライデー2025】
Amazonブラックフライデー開催中! 開催期間は2025年12月1日23時59分まで。欲しかったあのアイテムがお得に買えるチャンスかも? さっそく対象アイテムをチェックしましょう。
Amazonプライム会員を無料体験!
お急ぎ便送料無料、Prime Videoの対象動画見放題などさまざまな特典!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




