【プラモ作りをもっと楽しく】ゲート処理の意外な味方「ノミ」が使えることを伝えたい【デザインナイフとの違いは?】(1/2 ページ)
クラフト系の趣味として、根強い人気を持つプラモデル。ワンランク上のゲート処理でプラモデル作りを快適にしてくれる「モデリングチゼル」を紹介します。
クラフト系の趣味として、根強い人気を持つプラモデル。近年は作りやすさと満足度を両立するキットも増え、さまざまな楽しみ方が提供されています。
その制作工程の中で仕上がりを左右するのが、パーツの切り離し跡をきれいにする「ゲート処理」です。今回はワンランク上のゲート処理でプラモデル作りを快適にしてくれる「モデリングチゼル」を紹介します。
ハセガワ製「ノミ」でゲート処理
プラモデル作りと言えばゲート処理。皆さんはどのようなツールを使っていますか? ニッパーでパーツをランナーから切り離したあと、ヤスリやデザインナイフでゲートを削っていくというのがおそらく定番のスタイルだと思います。
ゲート処理のアイテムとして今回ご紹介したいのは「ノミ」。ハセガワの「モデリング チゼル4(模型用 ノミ 幅3mm平)」です。
「チゼル(chisel)」は直訳すると「ノミ、タガネ」。プラモデル作りにおけるチゼルはモールドを彫るためのラインチゼル・マイクロチゼルととして用いられることが一般的でしょう。
今回扱うのはそのような「線」を引くものではなく「面」を削っていくツール。商品名としては「模型用ノミ」ですが、どちらかというと「彫刻刀」に近いかもしれません。本来は不要なディテールなどを削ってパーツをフラットにするために使うことが多いと思いますが今回はゲート処理に着目してみます。
頼れるノミの「厚み」
ではあらためて「ノミ」――モデリング チゼルとはどのようなツールなのでしょうか。ゲート処理によく使われるデザインナイフと比較しながら見てみましょう。
まず特徴として挙げられるのは刃の厚み。削り込みの最終工程では刃を寝かせてギリギリまで削り込む、ということはよくあると思います。デザインナイフでゲート処理をしていると、その最終局面で刃先がパーツに食い込んで慌ててしまうことはありませんか? 私はあります。
デザインナイフの刃は薄くシャープなため、刃を寝かせて動かすとどうしてもパーツを傷つける危険度が増してしまいます。そこで「ノミ」の出番です。
「ノミ」の刃の厚みによって、刃を寝かせても刃先がパーツと平行になりすぎず、想定外の削り込みを防ぎやすくなります。また厚い刃の重さで削れるため、ムダな力を入れずともゲートを処理しやすくなるのです。
先端が細いのでナイフが使いにくい場所でもラクラク
もうひとつの特徴はその形状です。デザインナイフと比べてグリップから刃先までが細く長い作りになっています。これにより、複雑な形のパーツにも対応しやすくなっているのです。
ゲート処理ではさまざまな方向からゲートに刃を当てていくことになります。シンプルな形状のパーツなら問題ないのですが、例えば写真のようなパーツを扱う場合、デザインナイフだとグリップの部分が引っかかって刃先が動かしづらい、ということがあります。
このようなシーンでも「ノミ」が活躍してくれます。細い刃と長い首で削りにくいゲートにもしっかりアプローチ。グリップ自体の細さもあり、ややこしい形のパーツのゲート処理もだいぶラクになります。もちろん本来の使い方であるパーツの切削はお手の物。不要なリブを削りたいときなどにも役に立ってくれる一品です。
製作の工程の中でもかなりの時間を費やすことになるゲート処理。模型の醍醐味でもありますが、ラクに進められるのに越したことはないですよね。より快適に作業できればきっとプラモ作りがもっと楽しくなるはず。もしあなたが「ノミ」をまだ使っていなければぜひ一度手に取ってみてください!
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