すーすっとすぺすぺ「スペランカー」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/3 ページ)
連載第75回は「スペランカー」(アイレム)。昔は早々に挫折しましたが、最近では難なく全4ステージをクリア! ……とまではいかず、やっぱりゲームオーバーの曲を何度も聞くはめに。スペランカー弱い〜。スペランカーだしスペランカーだもの〜。
「レトロゲームアワード2007」優秀賞受賞
もはや“過去の栄光”と化しているが、東京ゲームショウ2007のイベントステージで行なわれた「レトロゲームアワード2007」で、わたしは審査員を務めていた。有野晋哉さんと一緒にステージ上にも立った。
この企画は、1985年から1987年に発売されたファミコンゲームを対象に、ファン投票を参考にして大賞・優秀賞などを決めて表彰するものだが、ここで優秀賞に選ばれたゲームの1つが、今回取り上げる「スペランカー」(アイレム)である。
ちなみに大賞は「スーパーマリオブラザーズ」。優秀賞はスペランカーのほかに、「ゼルダの伝説」、「ドラゴンクエスト」、「ドラゴンクエストII」だった。結局ファン投票の順位どおりに決めたのだが、宮本茂さんの作品が2本、堀井雄二さんの作品が2本。そこに割って入ったティム・マーティン。
つくづく「スペランカー」というゲームの、人気の高さを思い知らされた。
この連載にも、始まった当初から「スペランカー」を取り上げてほしいというリクエストは多かった。以前より、プレイヤーによって評価が両極端に分かれるゲームだったが、最近では好意的に評価されることの方が、多くなってきたような気がする。
時代が「スペランカー」に追いついたのかもしれない。
もっとも「スペランカー」はレトロゲームアワードで、“ゲーム秘宝館・殿堂入りゲーム”の方にも、たけしの挑戦状、高橋名人の冒険島、魔界村とともにノミネートされているのだが……。
スペランカーの珍プレー珍プレー
リクエストが多かったのに、なぜこの連載で今まで「スペランカー」を取り上げなかったのかというと、「魔界村」や「ロックマン」を取り上げてないのと同じ理由。難しくてなかなかクリアできなかったのだ。
「スペランカー」は、洞窟を探検してその奥深くに眠る財宝を探すゲーム。扉を開ける鍵や、道を塞ぐ岩を壊す爆弾、洞窟内で活動するのに必要なエネルギーなどを入手し、より深い階層へと進んでいく。
もともとは1983年、アメリカのマイクログラフィックイメージ社が開発し、ブローダーバンド社がアタリの8ビット機などに発売したゲームで、タイトル画面に出ているとおり、作者はティム・マーティンという人物。日本ではアイレムが、ファミコン、MSX、アーケードでリリースした。ファミコン版の発売は1985年。
特筆すべきは、主人公・スペランカーの弱さである。
たいていのプレイヤーは、ゲームスタート直後、エレベーターから洞窟の床へ飛び移ろうとするときにまずミスするだろう。エレベーターと洞窟の床の間にはすき間があり、ジャンプしないと落ちてしまうのだ。
無事に飛び移れたとしても、その先の段差から落ちるとアウト。スペランカーの身長分あるかないかの段差で、普通のアクションゲームだったら、“落ちる”と表現するのも違和感があるくらいの高さだ。
さらに、コウモリが落とすフンに当たってもアウト。岩から噴き出す毒ガス(熱い水蒸気という説あり)に当たってもアウト。爆弾を仕掛ける際も、仕掛けてからかなり遠くまで離れていないと、爆風に巻き込まれてアウトだ。
あと、地面のちっちゃい出っ張りに蹴つまずくと、もと来た方向に弾かれてしまう。ミスにはならないが、ちっちゃい出っ張りに吹っ飛ばされるスペランカーはいかにも弱っちい。もちろん、飛ばされた方向に床がないとミスになる。
ロープからのジャンプをマスターすべし
洞窟内の至る所にロープがぶら下がっていて、それを昇り降りして進む場面が多々ある。だが、このロープからどこかへ飛び移るときの操作が非常に難しい。十字キーの横と、Aボタンの同時押しなのだが、Aボタンの入力が認識されずに、ロープから滑り落ちてミスになることが多いのだ。
わたしもかなり慎重になって、十字キーとAボタンを同時に押すことを、強く意識して操作するのだが、そうすると一層ミスが増える。ゴルフなどでいうイップスみたいな感じになりかけた。
ネットで調べたり、マイミクさんに尋ねたりして分かったことだが、十字キーとAボタンは、一瞬だけ押す方がいいらしい。だから、慎重に操作すると、かえってミスが増えていたのか。ジャンプしたらすぐボタンから手を放すように心掛けたところ、成功率が著しく上がった。まあそれでも100%じゃないんだけど。
洞窟には敵も出てくる。おどろおどろしいBGMとともに、スペランカーに迫り来る幽霊。左右に往復しながらフンを落としてくるコウモリ。
スペランカーは、奴らを倒す武器を持っている。幽霊にはエネルギーを放出する銃(ポータブルファン、ブラスターなど、資料によって名前が異なる)で攻撃。コウモリには、洞窟内に落ちているフラッシュを投げつければいい。ただし、エネルギー銃もフラッシュも、使い勝手がかなり特殊。
銃はまっすぐ弾を飛ばすわけではなく、一定の範囲内に効果がある。だから斜めから来た幽霊にも対処できる。
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