TELNET接続でメールの送受信を行う |
●TELNET経由でメールサーバに接続してみよう
メールの送受信はメールソフトを使用せず,Windowsに標準で添付されているTELNETクライアントを利用して,手動で行うことも可能だ。もちろん実際のメール送受信を手動で行う必要はまったくないが,メールの仕組みを理解するためには,自分でやってみるほうが分かりやすい。SMTPはポート25,POPはポート110に接続する。
まずは,TELNETクライアントを利用してSMTPサーバに接続し,メールを送信してみよう。
写真1■スタートメニューから「ファイル名をしてして実行」を選択し,「telnet.exe」と入力する。「ホスト名」にSMTPサーバのアドレスを入力したあと,「ポート」に「25」と入力しよう |
TELNETクライアントが起動したら,リスト1のように入力してみよう。 黄色で示した部分のように入力すればよい。メールアドレスなどは,自分が利用しているものを入力する。
220 mail.hoge.co.jp hello hoge.co.jp 250 mail.hoge.co.jp Hello ppp15.hoge.co.jp[202.238.22.55],pleased tomeet you mail from :<hoge@hoge.co.jp> 250 <hoge@hoge.co.jp>.. Sender ok rcpt to :<hoge@hoge.co.jp> 250 <hoge@hoge.co.jp>..Recipient ok data 354 Enter mail,end with "." on a line by itself Subject:TEST This is a test mail. ←メール本文を入力 . 250 f7MauKi19087 Messeage accepted for delivery quit |
次は送信したメールを受信する。TELNETクライアントからメールサーバに接続できたら,リスト2のように入力してみよう。
写真2■写真1と同様にPOPサーバのアドレスを入力して,「ポート」に「110」を指定すればよい |
+OK QPOP (version 2.53) at pop.hoge.co.jp
starting <21534.993208885@pop.hoge.co.jp> user hogehoge12 +OK Password required for hogehoge12 pass GyTr5Vbu +OK hogehoge12 has 5 message (8098 octets) stat +OK 5 8098 retr 1 ---------メールの内容が表示される------------- dele 1 +OK message #1 deleted quit |
コマンドラインでのメール送受信は手間がかかるので,もちろん実用的とは言えないが,メールソフトの動作が分かるので,使い方を知っておいても損はないだろう。送受信時に利用するコマンドの代表例を,表1と表2に挙げておく。
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