Sub7Me Server
「Sub7Me Server」(アルファバージョン)は、Team2600というアンダーグラウンドチームの作成したMacintosh用のバックドアツールで、現在ダウンロード可能なトロイの木馬の中では比較的新しい部類に入る。現バージョンでは、WindowsのSub Sevenとの互換性はない(Windows版のSub SevenクライアントからSub7Me Serverを操作することはできない)。
Sub7Me Serverは、「System Extension」という機能拡張書類からなり、これがインストールされているとネットワークを介して、Macintoshのリモート操作が可能になる。Sub7Me Serverが使用するポート番号は27374だが、付属のSub7Me Server Editorにてポート番号を変更することもできる。
写真1■Sub7Me Server Editorの画面 |
リモート操作は、専用のクライアントソフトで行う。ただし、現在のバージョンで制御できる内容は、Macintoshのシステムに関連した情報や、クリップボードの盗聴、改ざん、システムのシャットダウンなど限られたもののみである。また、Sub7Me Server自体が動作不安定になりクラッシュしてしまうケースもある(再起動により復旧するが)。公開されているバージョンがアルファバージョンであるため、サーバ/クライアントともに試験的なバージョンということになるだろう。
クライアントソフト自体はWindows版のSub Sevenサーバの制御も可能になっている。
写真2■Sub7クライアント起動画面 |
写真3■PCの情報を表示(一部は不完全) |
写真4■再起動や終了を行う画面 |
写真5■クリップボード編集画面 |
2/5 |