この特集のトップページへ
＞
Chapter 7：プレゼンテーション層の構築
●ユーザーの権限を調べる
Fig.7-69に示したように，FormEditProductフォームには多数のテキストボックスがある。しかし，全ユーザーがそれらのすべてを編集できるわけではない。また，いくつかのテキストボックスは表示するだけであり，どのユーザーも編集することができないものもある。
このサンプルの場合，製品情報を新規登録したり編集したりすることができるのは，AllAdmin，Products，ProductsAdminといういずれかのロールに属するユーザーに限られる。そこで，フォームがロードされたときにユーザーの権限を調べ，AllAdmin，Products，ProductsAdminのいずれかのロールに属さないときには，よみがな（TXT_YOMIGANA），製品名（TXT_PRODUCTNAME），価格（TXT_PRICE），摘要（TXT_MEMO）という4つのテキストボックスを淡色表示として無効にする。この処理は，List 7-68に示すようなものとなる。
また，製品番号（TXT_ID），在庫数（TXT_STOCK），予約数（TXT_BACKORDER），作成者（TXT_MADEUSER），作成日時（TXT_MADEDATE），最終更新者（TXT_LASTUSER），最終更新日（TXT_LASTDATE）というテキストボックスについては，いかなるユーザーも編集できない。なぜなら，これらの項目はビジネスロジック側で自動的に書き込む項目であるからである。そこで，これらのテキストボックスについては，ユーザーが入力できないよう，EnabledプロパティをFalseに設定しておく。
 |
69/134 |  |
