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Chapter 7:プレゼンテーション層の構築

head2.gif 7.5.4 在庫の調査
 製品の新規登録,編集,削除,復帰と一通りの処理を実装したところで,次に在庫調査の処理を実装してみる。

 すでに本節の冒頭でも説明したように,FormProductフォームの[在庫調査]ボタン(BTN_CHKSTOCKボタン)が押されたときには,Fig.7-68に示したウィンドウを表示してユーザーが数量を入力したときに,指定した数量だけ揃うのはいつであるのかを表示することにする。

●在庫調査のフォームの作成
 そのためにまず,Fig.7-68に示した在庫調査用のフォームを作成する。今回は,Fig.7-70に示すFormChkStockという名前のフォームを使うものとしよう。

Fig.7-70 FormChkStockフォームの画面構成
fig7_70

 ユーザーがFormChkStockフォームのTXT_NUMテキストボックスに数量を入力して[計算]ボタン(BTN_CALCボタン)を押すと,その数量が揃う日付をTXT_DATEテキストボックスに表示するものとする(すでに在庫が揃っていれば,その時点の日付が表示される)。なお,LABEL_PRODUCTラベルには,FormProductフォーム上でカレント行となっている製品の名前を表示する。

 FormChkStockフォームは,MDIの子フォームとしてではなく,モーダルウィンドウとして表示させる。そこで,Visual Basicのメニューから[プロジェクト]−[フォームモジュールの追加]を選択し,新規フォームを追加したのち,そのフォームのプロパティをTable 7-24に示すように設定する。

Table 7-24 FormChkStockフォームの主なプロパティ
プロパティ
(オブジェクト名)FormChkStock
BorderStyle3−固定ダイアログ
Caption在庫の確認
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