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Chapter 8:プレゼンテーション層の構築

head2.gif8.2.4 ASPのデバッグ
 ASPにはスクリプトデバッガが付属しており,GUIでデバッグ作業をすることができるようになっている。

 スクリプトデバッガを有効にするには,仮想ディレクトリのプロパティから[アプリケーションの構成]ダイアログボックスを開き,[アプリケーションのデバッグ]ページにある[ASPのサーバー側のスクリプトのデバッグを有効にする]にチェックを付ける(Fig.8-57)。そして,そのあと,アプリケーションをいったんアンロードする(Fig.8-53を参照)。

Fig.8-57 スクリプトデバッガの有効化
fig8_57

 すると以降,ASPファイル内で構文エラーや実行時エラーが発生したとき,Fig.8-58に示すようなスクリプトデバッガが起動し,デバッグ操作をすることができるようになる。

Fig.8-58 スクリプトデバッガ
fig8_58

 また,構文エラーや実行時エラーが発生しなくても,デバッガを起動させたい任意の位置に“Stop”を埋め込むことにより,その箇所でスクリプトデバッガを起動させることができる。

<% Stop %>

One Point!Stopを使うのは,VBScriptの場合である。JScriptの場合には,代わりに“Debugger”を埋め込む。

 スクリプトデバッガ上では,ステップイン,ステップオーバー,ステップアウトの機能を使って,スクリプトを1行ずつトレースしながら実行できるほか,[View]−[Command Window]を選択すると表示されるコマンドウィンドウで変数の値を参照したり,別の値に変更したりすることも可能である。スクリプトデバッガの使い方について詳しくは,スクリプトデバッガの[Help]メニューから参照できるオンラインヘルプを参照してほしい。

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