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Chapter 8:プレゼンテーション層の構築

8.3.1 IISのセキュリティ設定
●[IPアドレスとドメイン名の制限]
 IISでは,ユーザーによってアクセス許可を与えるのではなく,どこから接続してきたのかによってアクセス許可を与えたいこともある。たとえば,イントラネットからしか使わせたくないWebアプリケーションであれば,イントラネットの範囲外にあるIPアドレスからの利用を拒否するように設定すべきである。

 接続元に応じて利用の許可または不許可を設定したいならば,[ディレクトリセキュリティ]ページ(Fig.8-59)の[IPアドレスとドメイン名の制限]の部分を操作する。[IPアドレスとドメイン名の制限]内にある[編集]ボタンを押すと,Fig.8-65に示すダイアログボックスが表示されるので,どのIPアドレスまたはドメイン名のクライアントからのアクセスを受け付けるのか,あるいは拒否するのかを,設定することができる。もし,複数のコンピュータからのアクセスを許可または拒否したい場合には,ドメイン名やサブネットマスクを使い,ネットワーク単位で設定することもできる。

Fig.8-65 [IPアドレスとドメイン名の制限]のダイアログボックス
fig8_65

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