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Chapter 7:プレゼンテーション層の構築
7.4 顧客管理処理
本節では,顧客管理処理のフォームを作成し,顧客の登録,参照,削除などの各種操作ができるようにするまでを説明する。
7.4.1 顧客管理用のフォーム
ではまず,顧客管理処理用のフォームを作成してゆく。冒頭でも説明したように,今回はMDIアプリケーションとして構築し,顧客管理用のフォームは,MDIの子フォームとして実装する。
まずは,顧客管理用のフォームをプロジェクトに追加する。Visual Basicにフォームを追加するには,[プロジェクト]メニューから[フォームモジュールの追加]を選択すればよい。すると,Fig.7-14に示すウィンドウが表示されるので,[フォームモジュール]を選択し,[開く]ボタンを押せば,新しいフォームモジュールが追加される。
Fig.7-14 フォームモジュールの追加
顧客管理用のフォーム名は,「FormCustomer」という名前にすることにする。また,フォームのキャプションは,「顧客情報」とする。そして,MDIの子ウィンドウとするために,MDIChildプロパティをTrueに設定する(Table 7-4,Fig.7-15)。
Table 7-4 FormCustomerフォームのプロパティ
プロパティ | 値 |
(オブジェクト名) | FormCustomer |
Caption | 顧客情報 |
MDIChild | True |
Fig.7-15 FormCustomerフォームのプロパティ
Chapter 7 7/65 |