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Chapter 7：プレゼンテーション層の構築
●顧客の復帰
次に顧客の復帰処理を実装する。
今回のアプリケーションでは，［復帰］ボタンを押したときに削除ずみとなった顧客を復帰させるわけだが，これにはBusiness.CustomerコンポーネントのUndeleteCustomerメソッドを呼び出せばよい。［復帰］ボタンにはBTN_UNDELETEという名前を付けたので（Fig.7-16を参照），このClickイベントに対応するBTN_UNDELETE_Clickプロシージャを記述すればよい。プログラムは，List 7-30のようになる。
復帰の処理は削除の処理（List 7-29）に比べて比較的簡単である。なぜなら，復帰したときにデータグリッドからそのユーザーが消えてしまうことはないために，データグリッドの内容を更新したときには，復帰の対象となったレコードにマーキーを合わせればよいためである。
| COLUMN データグリッドの複数行選択 | ||
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今回は，カレント行を削除や復帰の対象にしたが，データグリッドでは複数行の選択をすることもでき，その機能を用いた場合には，ユーザーが選択した複数行を削除の対象にするといった処理もできる。 データグリッドでユーザーが［Ctrl］キーを押しながら行を選択すると，表示が反転し，選択状態となる（Fig.7-36）。 ユーザーが選択した行は，その行を示すブックマークとしてコレクションの形態でデータグリッドのSelBookMakrsプロパティに格納される。たとえば，SelBookMarksプロパティに格納されたすべてのブックマークに対して削除処理するように実装すれば，ユーザーが選択した全行を一括して削除するといった機能を実現することもできる。詳細は，Visual Basicのオンラインヘルプを参照してほしい。 Fig.7-36 データグリッドにおける複数行の選択
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Chapter 7 28/65 |  |
