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Chapter 9:既存DNSとの統合 〜BINDとの相互運用〜

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既存DNSとの統合
〜BINDとの相互運用〜

 今回は,Active DirectoryおよびWindows 2000に添付されているMicrosoft DNSと,既存のDNSサーバーとの統合について解説する。

 ほとんどの場合,既存のDNSサーバーとして運用されているのは,Unixベースのオペレーティングシステム上で動作するBINDであろう。そこでここでは,BINDからMicrosoft DNSへの移行方法や,Microsoft DNSを使用することなくBINDのみでActive Directoryドメインを構築する方法について探ってゆく。

 なお,本稿の検証にあたっては,BIND 8.2.2-P5を使用している。余談になるが,従来はWindows NT版とUnix版とでソースファイルが別々になっていたものの,BIND 8.2.2以降では両者のソースファイルが統合された。このため,Microsoft Visual C++でソースファイルをコンパイルすることにより,Windows NTやWindows 2000でもBINDを動作させることができるようになっている。

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