6.2.2 ターミナルサービスの構成
●クライアントセッションがサーバー上でアクティブ状態を維持できる時間の制限
[セッション]パネルでセッションタイムアウトの時間を調整することにより,サーバーのリソースの使用量を減らすことができる。アクティブなセッションの持続時間,およびアイドル状態のセッションをサーバー上に残存させる時間を指定できる。
ただし,ネットワーク障害か,タスクが終了したのか,一時中断なのかを,単純に時間間隔だけで判断することは,なかなか難しい。そのためデフォルトでは,時間を制限しないようになっている。アクティブなセッションであればデフォルトの[しない]でよいのだが,アイドル状態についてはアプリケーションに依存する。たとえば,対話型のアプリケーションであれば,小さな値を設定してもほとんど問題はないが,もし低速回線を利用しているのであれば,ある程度大きな値を設定しておくべきである。とはいえ,回線の利用料金の問題もあるので,通常は5〜10分程度と考えるのが妥当だろう。あとは,アプリケーションや利用環境を考慮し,適宜設定してほしい。
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