新画像処理技術で「リアルな奥行き感」――日立、プラズマ/液晶「Wooo」(2/2 ページ)
日立製作所が、ハイビジョン対応プラズマ/液晶テレビ「Woooシリーズ」28機種を発表。“奥行き感”をリアルに表現できる新デジタル画像処理技術「Picture Master」を搭載したほか、AVCステーションには400GバイトHDD+DVDハイブリッドレコーダータイプを用意した。
プラズマTVモニターでは、従来から業界最高レベルの高輝度を誇っていた同社独自のアドバンスドALISパネルをさらに改良。蛍光体塗布面積を拡大し、緑/青の蛍光体の発光効率を向上させることで、42V型で「プラズマとしては業界最高輝度」(同社)となる1200カンデラ/平方メートルを実現した(37V/32V型は1100カンデラ/平方メートル)。
一方、液晶TVモニターにも新開発のAS-IPSハイビジョン液晶パネルを採用(32V型)。もともと視野角の広いAS-IPS方式に同社独自のワイドビューフィルターを組み合わせて、176度とさらに広い視野角を実現した(27V型は視野角170度)。
大容量HDD&DVDレコーダー機能で、HD放送を長時間録画できる!ディスクに残せる!
昨年発表したWooo5000シリーズで、ハイビジョン放送をストリーミング録画できるHDDレコーダー内蔵AVCステーションを投入した同社だが、今シーズンはこの“TVでハイビジョン録画”のコンセプトをさらに拡大。
AVCステーション最上位モデルには、今年4月に発表したDVDレコーダー「Wooo」シリーズと同様に400Gバイトの大容量HDDを搭載。地上/BSデジタルのハイビジョン放送を画質を落とさずに最大40時間も録画できる。また、DVD-RAM/-RW/-Rの録画・再生と、DVD+RW/+Rの再生に対応したDVDマルチドライブ採用のDVDレコーダーも搭載。EPG(電子番組表)に連動した同社独自の「ミルカモ予約」や、再生速度を0.8倍速にして音声を聴きやすくする「ゆっくり再生機能」などで操作性も向上している。
AVCステーション搭載のHDD+DVDレコーダーの基本機能は、同時に発表されたハイブリッドレコーダー新製品「DV-DH400T」「DV-DH250T」とほぼ同じ。新レコーダーの詳細は別記事を参照。
「デジタル家電ブームの到来で、テレビなど耐久消費財の購入ニーズが高まっている。地上デジタルが本格化しハイビジョン時代が到来した。当社は今回のハイビジョン対応テレビ&レコーダーでハイビジョン製品を強化。ハイビジョン時代だからこそ、奥行き感のある映像処理技術や大容量HDDによるハイビジョン長時間録画などで新提案を実施。パネル/HDD/DVDドライブなど日立グループで調達して“メイドイン日立”を推進していく」(同社執行役常務ユビキタスプラットフォームグループ長&CEOの立花和弘氏)
関連記事
- 日立、ハイビジョン録画に対応したDVDレコーダー2機種を発表
- 横幅は50V型同等以下、価格は同じ――日立、55V型プラズマ「WOOO」
- 日立もDVDレコーダーに本格参入、400GバイトHDD搭載機など5モデルを発表
- 日立、新「ALIS」採用の55V型プラズマTV「WOOO」
- 全機種ハイビジョン対応――日立、24通りから選べるプラズマ&液晶TV「WOOO」
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.