最新ゲームはホームシアター向け?〜「Halo 2」を体験してきました(2/2 ページ)
せっかく大画面テレビやAVアンプがあるのなら、ゲームも迫力の画と音でプレイしてみたい。おそらく、大画面テレビやプロジェクターを購入した人なら、一度は実践してみたことがあるだろう。
ドルビー日本支社でゲーム音響のサポートを担当するジョン・グリフィン氏によると、Halo 2はプレイヤーの視点でゲームが進むため、とくにサラウンドがプレイに与える効果は大きいという。「ゲーム中には、プレイヤーから見える敵と見えない敵がいる。しかし、サラウンド環境でプレイした場合、背後から近づく敵を音で察知できることがある。これが助かるポイントだ」。
さらに、BGMや環境音もミックスしているため、「臨場感がゲームに対する集中力を増すと思う」(同氏)。ゲームで高得点を出そうと思ったら、サラウンドも一つの攻略方法になり得るわけだ。
ちなみに、ホームシアターでゲームをプレイする場合も基本的なセッティングは映画と同じ。Dolby Digital 5.1chなら、正面にセンタースピーカー、そこから左右30度の位置にフロントL/R、そして110度にリアスピーカーを設置すればいい。パイオニアのワイヤレスリアスピーカーのように、左右のスピーカーが一体化している場合も、説明書通りにセッティングすれば十分に効果は得られるという。
発売前のソフトということもあり、またゲームソフトの紹介は専門外なのでプレイの詳細は割愛させていただくが、とにかくサラウンドの効果は体験できた。ロケットランチャーの弾が近くを通り過ぎるシーンや、背後から近づく敵の気配は十分に感じとることができる。これはやはり、プロジェクターの大画面と5.1chサラウンドでもう一度プレイしたい。さらに、ほかのソフトやゲーム機でも同様の効果が得られるのかという興味もふつふつと沸いてくる。
というわけで、マイクロソフトとパイオニアの戦略にまんまと引っかかってしまったエセゲーマーは、帰宅前にオーディオショップに寄り、自宅のXboxとPlaystation 2にプレゼントする2本の光デジタルケーブルを購入したのであった。
あ。コンポーネントAVパックを買い忘れた……。
関連記事
- パイオニア、リアをワイヤレス化した5.1chスピーカー
ワイヤレススピーカーとトランスミッターのセットも同時に発表した。 - MTVで「Halo 2 メイキング・スペシャル」を放送決定
Xboxの新作タイトル「Halo 2」の発売日に合わせて、MTV Japanで「Halo 2 メイキング・スペシャル」が放送される。11月11日午後11時30分から放送予定。 - 「VSA-AX10Ai」の音色は“制作者の意図”を再現した?
パイオニアのハイエンドAVアンプ「VSA-AX10Ai」は、実にバランスの取れた製品だ。わが家に届いたAX10Ai相当品も、パンチの効いた力強い音を出す。開放的で明るい音に、思わず笑みがこぼれそうだ。 - どん欲なまでの技術指向が生んだ“忠実な音”〜パイオニア
2001年11月に発売されたパイオニアの「VSA-AX10」は、それまでの国産AVアンプの概念を変えた。ピュアオーディオで培ったノウハウ、デジタルサラウンドなどのテクノロジ、自動音場補正ーーそこにあるのは、貪欲に最新技術を追い求め、高音質に繋がるものすべてに取り組む姿勢だった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.