HDを全面に押し出すソニー、5.1ch録音のDVDカムなども展示:2005 International CES(2/2 ページ)
プレスカンファレンスでHD環境の推進を全面に打ち出したソニー。その同社の展示とは?
5.1ch録音が可能なDVDハンディカム
ここからはHDとは関しないが、同社ブースで気になったものを取り上げたい。
まずはDVDハンディカム「DCR-DVD403」。DVDハンディカムシリーズの中ではハイエンドに当たる製品で、レンズ上部に設けられたマイクで5.1ch録音が可能になっている。北米地域で3月から出荷を開始する予定だ。
マイクは何の変哲もないように見えるが(少し大きめに見えるが)、1カ所に前後左右の4つのマイクを搭載しており、集音した結果をデジタル処理し、5.1chサウンドとしてメディアに記録する。
3MピクセルのCCDを搭載しており、デジタルズーム併用で120倍までの望遠も可能。搭載されている液晶は16:9のワイド液晶だ。もちろんDVD-RWメディアも利用できる。
ワイド画面もある北米版エアボード
北米地域で2004年10月から販売されているワイヤレスTVが「Location Free TV」。日本では「エアボード」という名称で販売されている。
北米版は、7インチの16:9ワイド液晶を搭載した「LF-X5」と12.1インチの液晶を搭載した「LF-X7」(こちらは4:3)の2製品で構成されており、基本機能は同一。価格はLF-X5が1099ドル、LF-X7が1494ドル。
チューナーが内蔵されたベースステーションから、映像をIEEE 802.11a/b/gで受信し、手元の画面に映し出すことができるほか、ベースステーションに接続された他のAV機器のコントロールも可能。HDDレコーダーなどの映像も離れた場所で楽しむことができる。
ただし、同製品の持つネットAV機能は、RoomLinkなど同社製ホームネットワーク製品との整合性はない。しかし、同一メーカーの製品ながらも相互接続性が確立されていないことについては同社でも問題視しており、DLNAへの対応も含めて検討中だという。
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