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HDを全面に押し出すソニー、5.1ch録音のDVDカムなども展示2005 International CES(1/2 ページ)

プレスカンファレンスでHD環境の推進を全面に打ち出したソニー。その同社の展示とは?

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 ソニーは、先日行われたプレスカンファレンスにて、プロフェッショナルからコンシューマー、自宅/外出先など、シチュエーションを問わず、映像に関するあらゆる局面でHD(High Definition)品質を推進していく“全方位的HD戦略”とも言うべき方針を明らかにした。

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HD映像も編集可能なVAIOと大画面TVを「RoomLink」で接続すれば、自宅での映像編集から鑑賞までをすべてHD化できる

 「業界に先駆けてHDにフォーカスし、今でもコミットしている。HD化の推進は最優先事項だ」と語る同社だが、製品レベルではどこまで反映されているのだろうか。CESの同社ブースをのぞいてみた。

VC-1とMPEG-4 AVCコーデックでのBD-ROM再生をデモ

 同社の最新HD対応製品として頭に浮かぶのがBlu-ray Discレコーダーだが、会場ではこれまでのMPEG-2にくわえ、昨年BD-ROMのコーデックとして認められたVC-1とMPEG-4 AVCを同社製BDプレーヤーで再生するデモが行われていた。

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左がVC-1、右がMPEG-4 AVCをそれぞれコーデックに使用したBD-ROMを再生している

 「実際にハードウェアとして対応できることを見せたかった。まだ細かい部分は調整の余地があるが、BD-ROMが、VC-1、MPEG-4 AVCのどちらのコーデックを使用していても再生可能だと分かってもらえると思う」(同社)。

 デモが行われていたプレーヤーは、発売済みの「BDZ-S77」ではなく、BD-ROMの再生を可能にした参考展示機。VC-1/MPEG-4 AVCコーデックを利用したBD-ROMが発売されたとき、BDZ-S77のユーザーはどうなるのだろう。

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BD-ROMの再生を行っていた展示機

 「BDZ-S77にどこまでの対応(アップデート)が必要になるか分からないが、バージョンアップディスクでは対応しきれず、ひょっとしたらメーカー預かりになるかもしれない」(同社)。

HD映像の“入り口”になる「HDR-FX1」

 やはり展示されていたのが、民生用としては初めて1080iのHD映像が録画できるビデオカメラとして登場した「HDR-FX1」

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HD映像の“入り口”になるHDR-FX1

 日本国内では2004年9月に発表済みだが、HD編集が可能なVAIOや大画面TVなどと組み合わせて展示することによって、HDで撮影→編集→鑑賞という同社が提案するスタイルを分かりやすいビジュアルとして伝えていた。

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VAIOとの組み合わせ展示。HDで撮影→編集(鑑賞)という流れを分かりやすく具体化している
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