ソニー、70V型SXRDリアプロTV「QUALIA 006」発表
ソニーマーケティングが、SXRD採用のフルハイビジョン対応70V型リアプロTV「QUALIA 006」を発表。民生用テレビでは国内最大サイズ。価格は168万円。
ソニーマーケティングは2月9日、フルハイビジョン(1920×1080ピクセル)表示対応の70V型リアプロジェクション(リアプロ)TV“QUALIA 006”「KDS-70Q006」を3月15日から発売すると発表した。価格は168万円(専用フロアスタンド「SU-SX10」は21万円)。「70V型は民生用テレビでは国内最大サイズ」(同社)
米国向けに昨年9月に発表した「グランドベガ KDS70XBR100」を国内向けにローカライズした。同社のプロジェクター「QUALIA 004」にも搭載した独自のフルHDTV対応液晶デバイス「SXRD」(Silicon X-tal Reflective Display)を搭載。自然な色再現を行える3板式を採用。3板式SXRDの独自光学エンジンと200ワットランプで、明るい映像と深い赤を表現できるという。
地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル、地上アナログ放送のフルダブルチューナー機能を搭載。同一放送/他デジタル放送同士など別チャンネルの2画面視聴や録画が行える。
垂直配向方式液晶で3000:1以上のコントラストと5ミリ秒以下の高速応答性を実現。高画質化回路「ベガエンジンHD」を搭載。新開発のアルゴリズムを適用した「HD高密度デジタルマッピング処理」により、SD/HD信号を高精細に変換する。
視野角を大幅に改善した新開発のスクリーンシステムを採用。絞り(オプティカルアイリス)機構で視聴環境に合わせた黒再現を可能にする「シネマブラック・プロ」モードを搭載。
フルデジタルアンプと大容量スピーカーボックスを組み合わせた高音質システム「S-Masterサウンドエンジン」を搭載。本体左右のスピーカーが脱着可能な「デタッチャブルスピーカー機構」を採用。
GUIを使った操作性の高いユーザーインターフェース“XMB(クロスメディアバー)”を搭載。新コンセプトの折りたたみリモコンが付属。
HDMI、USB、IEEE1394、D4など豊富なインタフェースを搭載したほか、メモリースティックスロットも装備。メモリースティックに保存したJPEG/MPEG-1/MP3ファイルの再生が可能だ。
主な仕様は以下の通り。
QUALIA 006 | |
---|---|
型番 | KDS-70Q006 |
画面サイズ | 70V型 |
パネル解像度 | 207万3600画素(1920×1080ピクセル) |
入力対応信号 | 1125i、750p、525p、525i |
消費電力 | ディスプレイ部:285ワット、メディアレシーバー部:76ワット |
入出力端子 | ビデオ入力×3/D4入力×2/コンポーネント入力×2/HDMI×2/PC入力×1/USB×1/i.LINK×3/光デジタル音声出力×1/LAN×1 |
サイズ(ディスプレイ) | 1907(幅)×1195(高さ)×627(奥行き)ミリ |
サイズ(レシーバー) | 430(幅)×97(高さ)×350(奥行き)ミリ |
重さ(ディスプレイ) | 126.5キロ |
重さ(レシーバー) | 9.8キロ |
価格 | 168万円 |
発売時期 | 3月15日 |
関連記事
- ソニー、フルHD対応70型SXRDリアプロTVを米国で発売
「SXRD 2K」をリアプロTVに初搭載。コントラスト比は3000:1に高め、応答速度を5ミリ秒に高速化した。 - 「国内市場には必ず戻ってきます」--ソニーのリアプロTV戦略
- 動き始めた"夢の表示デバイス"--ソニー「SXRD」
- ソニー、SXRDなど映像系半導体の生産強化で600億円投資
- ソニー「液晶、リアプロに注力」 PDP撤退報道で
- Theater Style〜麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」 リアプロTVは日本に根付くのか?
- フルHDの4倍以上、ソニーが「4K SXRD」搭載プロジェクターを発表
- "TVのソニー" 復権のカギ握る「SXRD」
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.