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ディスクならではの「撮る・見る“簡単”」――ソニー新DVDハンディカムレビュー:ビデオカメラ特集(2/3 ページ)

スマートなデザインのDVDハンディカム「DCR-DVD403」。DVDメディアを利用することで、撮影、再生、編集の一連の流れは、やはりディスクメディアならではの快適さだ。5.1ch録音やワイド液晶など、機能面も充実している。

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 また、MPEG-2記録ということで、DVフォーマットに比べると、ブロックノイズに対する懸念もあるが、HQ(高画質)モードであればまったく問題はなかった。SP(標準画質)モードでもほぼ気にならないレベルだ。ただし、LP(長時間)モードではさすがに動きの激しい部分でブロックノイズが見受けられた。ちなみに、全モードともVBR(可変ビットレート)でのエンコードを行ってくれる。

 DVDメディアは8センチのDVD-R、DVD-RW、そしてDVD+RWを使用可能。-RWの場合は、ビデオモード、あるいはVRモードでの録画ができる。ファイルの分割やプレイリストの作成といった編集機能を利用するには、DVD-RW(VR)での記録が必須となる。DVD-RWを使用する場合は、最初にディスクを入れたときに、どちらのモードでフォーマットを行うかをたずねてくるので、ほかのDVDプレーヤーでの再生互換性を優先するのであればビデオモード、本機で編集を行いたいならVRモードを選択すればいい。

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DVD-RW(VR)使用時には、プレイリスト編集や分割といった簡易編集もできる

 DVDディスク収納部は前方がオープンする(なぜか、ストラップをずらさないと出しにくい位置関係になっている)。本機でVRフォーマットずみのDVD-RWを入れて、初めて起動した際には、ディスク認識に17秒ほどの時間がかかる。ディスクの取り出しにも約10秒が必要だ。つまり、ディスク交換には30秒近くかかることを覚悟しておかねばならない。ただし、ディスクを入れたままで電源を切った状態から起動しただけなら、4秒ほどで撮影ボタンが押せるようになる。

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DVD収納部は前面がオープンする。開閉時には意識してストラップを避ける必要がある

 製品にはDVD-R(DMR30)が1枚付属するが、録画した映像や静止画は容易にPCへ転送できるので、普段の撮影には繰り返し使えるDVD-RWまたはDVD+RWを利用したほうがいい。両者の違いは、前述のように本機で編集を行えるのはDVD-RW(VR)のみ、DVD+RWではファイナライズを行わなくてもほかのDVDプレーヤーなどで再生可能な点が特長となる。

 機能や操作方法に関しては、DCR-HC90とほぼ同じ。ただし、前述のモードの違いのほか、P.メニューから設定を呼ぶ出すボタンが、「メニュー」ではなく「セットアップ」になっていたりと細かな違いはある。

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動画撮影中の画面。ディスクやフォーマットの種類も常に表示される。操作はタッチパネルで行い、右下のP.メニューを指で押せば、各種機能・設定画面を呼び出せる
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設定メニューの内容も「DCR-HC90」と同様。ディスク設定では、初期化やファイナライズを実行できる

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