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カスタマイズが楽しい学習リモコン――上海問屋の「EG-LR320」レビュー(2/3 ページ)

上海問屋の学習リモコン「EG-LR320」は、単純で使いやすいユーザーインタフェースと高いカスタマイズ性が魅力だ。しかも、フラッシュメモリが4Mバイトあり、容量が許す限り、リモコンコードやマクロを“学習させ放題”という。さっそく借りてみた。

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 さて、EG-LR320はプリセットコードを持たないため、一から学習させる必要がある。手順は、メニューの「LEARM」で学習モードに入り、純正リモコンと発光部を向かい合わせてボタンを押すという一般的なもの。学習が成功したら、画面に「LEARN OK」と表示される。

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学習中。向かい合わせになるので、方向キーなどは左右を間違えないように注意しよう

 ただし、リモコンコードを学習させる前に、一度ボタンのレイアウトを検討しておきたい。EG-LR320では、かなり柔軟なカスタマイズが可能になっているからだ。

 たとえば最も使用頻度の高い「HOME」画面には、操作するデバイスを8個まで登録できる。さらに、ページを追加して最大160個まで増やせるという(さすがに検証はしなかった)。また各デバイスの操作画面も複数のページを利用可能。学習の手間さえ厭わなければ、手持ちのリモコンすべてのキーを配置することだって夢ではない。

 ボタンの追加や移動、削除などは、メニューの中にある「EDIT」(編集)モードに切り換えて行う。ボタンは“四角”や“丸”のほか、“縦長”“横長”、さらに“カーソルキータイプ”など、豊富に用意されている。

 ボタンのリネーム(名称変更)には、ソフトウェアキーボードによるアルファベット入力のほか、プリセットの記号やアイコンも選択可能だ。「■」(停止)など、AV機器でよく使われるマークも揃っているから、自分好みのボタンと配置でオリジナルの画面を作成できる。

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DVDレコーダーの再生に使うボタンを集めてページを作って見た

 マクロの作成も簡単だ。マクロは、一連の操作を一括して実行させるプログラム。たとえば、「テレビ電源オン」→「入力1に切替」→「DVDレコーダーの電源オン」→「録画番組一覧」といったステップをワンタッチで実行してくれる。

 まず「EDIT」モードでマクロ作成画面に入り、「EDIT MACRO」でマクロを作成&名前を付ける。一旦マクロ作成画面に戻り、今度は「EDIT MACRO STEP」を選択。あとはステップ毎にリモコンボタンを割り当てていくだけでいい。

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マクロのステップ1。テレビの電源を入れる

 ステップの追加や削除、割り込みはもちろん、ステップ毎のディレイタイムも設定できる。たとえば起動の遅いDVDレコーダーなどはディレイタイムを長めにとっておくといい。作成したマクロは、「HOME」画面左下にある「MACRO」ボタンから呼び出せる。

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作成したマクロは、「HOME」画面左下にある「MACRO」ボタンから呼び出せる

 今回はテレビ、DVDレコーダー、CATVのセットトップボックス、AVアンプ、VHSデッキなど7種類ほどのリモコンコードを登録してみたが、よく使うボタンに絞ったこともあり、レイアウト作業も含め1-2時間で作業は終わった。

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