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トータルオーディオシステムのプレミアム度は?――BOSE「Lifestyle 48」レビュー:ストレージ搭載オーディオ特集(1/4 ページ)

映画サラウンドだけでなく本格的な音楽鑑賞も楽しめるのがボーズの「Lifestyle 48」。本特集ではHDD内蔵メディアセンターの“音楽ジュークボックス”としての使い勝手を検証してみた。

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 BOSEでは幅広いトータルオーディオシステムを発売しているが、その中でも最高峰に位置する製品が「Lifestyle 48」だ。価格も49万9800円とずば抜けている。

 5台のサテライトスピーカーとベースモジュール(パワーアンプ内蔵サブウファー)、そして、DVD一体型メディアセンターという構成は、まさしくホームシアター向けだが、実はこの製品は音楽を主に楽しむユーザーにも適している。

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5本のサテライトスピーカーと、ベースモジュール、そして、DVD一体型メディアセンターで構成されるBOSEの「Lifestyle 48」

 メディアセンターにHDDを内蔵し、CDからの音楽取り込みが可能なのだ。容量は明らかにされていないが、約340時間分の曲を保存できるという。この“音楽ジュークボックス”機能は、トータルで「uMusic」と呼ばれており、取り込んだ大量の曲を存分に活用するため、自動選曲を行うインテリジェントナビゲーションも搭載している。

 サテライトスピーカーは57(幅)×113(高さ)×83(奥行き)ミリ、重さ350グラムという超小型タイプ。一方のベースモジュールは206(幅)×409(高さ)×634(奥行き)ミリ、質量17.5キロときわめて重厚。見かけ上はアンバランスなのだが、出力される音に関してはBOSEらしく、絶妙のバランスが保たれているのは言うまでもない。

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Jewel Cubeサテライトスピーカーは、上下2つのキューブで構成されており、左右へは個別に角度をつけられる
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5本のスピーカーはすべて同一のユニットなので、どれをどこへ置いてもいい。ケーブル両端のコネクタのほうには「L」「R」「C」などと刻印されている

 接続は、まずメディアセンターからベースモジュールへ、そして、そこからサテライトスピーカーへとつなぐ。すべて付属の専用ケーブルを使用し、メディアセンターとベースモジュールを結ぶケーブルは9メートル、センターを含むフロントスピーカーには6メートル、サラウンドスピーカーには15メートルのものが用意されている。十分な長さというか、逆に、日本の狭い家には少し余裕がありすぎるかもしれない。

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ベースモジュールは13センチ・ウーファー2本というユニット構成。また、デジタルサラウンドアンプを内蔵し、サテライトスピーカーもドライブする
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