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16:9&広角28ミリの“ワイドな楽しさ”――新LUMIX「DMC-LX1」レビュー(2/5 ページ)

16:9のワイドCCDを搭載した話題のデジカメ松下“LUMIX”「DMC-LX1」をさっそく使ってみた。手ブレ補正付きのワイドズームでどんな写真が撮れるのか、フルマニュアルモードの使い勝手はどうなのか、じっくりと検証してみたい。

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 とはいえ、ディスプレイ表示やプリントアウトのことはひとまず置いておき、DMC-LX1のワイド撮影を存分に楽しみたいと思う。実際に使ってみると、理屈抜きでおもしろい。細長い画面は一見、構図をまとめにくくも思えるが、意外とそんなことはない。むしろ、なんとなく“作品っぽく”見える構図を作りやすいと感じた。

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28ミリ相当になるズームのワイド側では、左右の広がりを生かした画面構成ができる。風景を横長に切り取る行為そのものが新鮮で楽しい
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同じくズームのワイド側を使用。だだっ広い場所も見たままの印象に近い構図でとらえられる。他の標準的なズーム機ではこうはいかない
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少しだけテレ側にズーミングをして撮影。左右のどちらかにポイントになる被写体を配置すれば、横長の画面を整った構図にまとめやすい

高級な雰囲気を持つ横長コンパクトボディ

 ボディは、ほぼフラットな形状のFXシリーズとは異なり、電源オフの状態でもレンズ部分が17ミリほど突き出ている。そのため、スリムと呼ぶにはちょっと無理がある。だが、自慢のワイドズームをボディの中央付近にでんと配置することで、FXシリーズよりもグレードが上であることをアピールしている。

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電源を入れるとレンズ部分が約24ミリせり出し、約3秒で撮影スタンバイになる。ズームをテレ側にするとさらにレンズの全長が長く伸びる。この写真は最長まで伸ばした状態

 試用したのはブラックのモデルだが、厳密には黒というよりは、反射を抑えた艶消しの濃いグレーである。レンズ部分のシルバーとのコントラストが美しく、外装には、べたべた触っても指紋がほとんど目立たないような表面処理が施されている。見た目のデザインには品があり、非常にそそられる。

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内蔵ストロボは、上部のスイッチによる手動ポップアップ式。LUMIXのロゴの右には、AF補助光/セルフタイマーランプがある。光学ファインダーはない
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側面にAV出力/USB端子とDC入力端子を備え、底面にSDメモリーカードとリチウムイオン充電池のスロットを装備する。CIPA準拠のバッテリー寿命は約240枚

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