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第28回 水辺と防水デジカメの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

海、川、水遊び……。夏に出かける場所には「水」がある。今回は夏休み特別編って感じで「防水系デジカメ」で遊んでみよう。水に濡れても平気、というだけでずいぶん楽しみは広がるのだ。

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海や川で遊んでみる

 水がきれいで晴天だったりすると、たぶんどこでどう撮っても楽しい。田舎に住んでいる人はもう、都市部の川や池に比べると水の透明度が違うので、近所の川でも十分楽しめるはずだ。

 都心部だとなかなかそうもいかないが、なんとか水が汚いながらも生き物を探してみた。

 まずは田んぼへ水を供給する小さな用水にてザリガニを発見。ザリガニは警戒心が強くてカメラを水中に入れると後ろ向きに飛んで逃げるんだけれども(特に若い奴はそうなのだが)、ときどき弱っているのかギリギリまで逃げないヤツもいる。

 これがなかなか難しい。まず手を水に突っ込んで撮っているのでファインダーを見られない。よってだいたいの角度を合わせつつ、カンで撮る。レンズの位置を把握して、カメラの正面ではなくレンズの正面で捉えるようにすること。ピントはマクロモードに。フラッシュはオン。

 見てもらえれば分かるように水が汚く、ザリガニが動くたびに底の泥が舞ってより汚れるのだ。だから遠いとピントも合わないし暗いし、近くてもフラッシュがないと光量が足りないのである。


構図がずれてしまった上にピントも合ってない

なんとかいい位置で撮れた

 1枚撮るたびにプレビューを見て確認するのがいい。


これは正面から顔を撮ってみたくて挑戦したもの

これは横顔

 縦位置の写真が続くのは、片手で水中にカメラを突っ込んで撮るには、縦位置の方が楽だからである。カメラを下に持ってそのまま水中に入れればいいのだから。

 田んぼに水が張ってあればこんな写真も撮れるかも。


田んぼにて

 よく見ると分かるが、アメンボを正面から撮ったのである。うまくアメンボにピントが合ったのはかなり偶然といっていい。後ろに見えているのは田植え後の稲だ。

 川をよく見ると小さな魚たちがたくさんいるのを見つけられるはず。手を突っ込むと一斉に逃げ出すけれども、そのままじーっと待っているとまた近寄ってくるので、そこでシャッターを切る。うまくいけばピントが合った写真を撮れる。

 ちなみにこれは川ではなく、池の鯉。


池に手を突っ込んで鯉を撮ってみた。少し被写体ぶれしたがフラッシュを焚かなくて撮れるギリギリの明るさ。こうしてみるとすごい迫力

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