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軽快なヘッドフォン、携帯電話とも連携する「i-PHONO BT420EX」レビュー:iPodワイヤレス化計画(1/2 ページ)

BluetoothでiPodを無線化できるのが、ブルーテークジャパンの「i-PHONO BT420EX」だ。ヘッドフォンは折りたたみ可能で携帯性に優れるほか、携帯電話のハンズフリーヘッドセットとしても十分に機能する。

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 iPodを無線化するデバイスを集めた小特集、今回はブルーテークジャパンの「i-PHONO BT420EX」を取りあげてみたい。同製品は無線伝送方式にBluetoothを採用したワイヤレスヘッドフォンシステムで、ヘッドフォンは折りたたみ可能なほかトランスミッターもコンパクトで、可搬性の高さが特徴だ。

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i-Phono BT420EX

小型軽量の折りたたみ式ヘッドフォンは装着感も良好

 まずはi-PHONO BT420EX(以下 i-PHONO)の概略を確認しておこう。本製品はBluetoothを採用したワイヤレスヘッドフォンシステムで、ヘッドフォンはA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)/HSP(HeadSet Profile)/HFP(Hands-Free Profile)/SPP(Serial Port Profile)、トランスミッターはA2DPの各プロファイルに対応している。

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ヘッドフォン側面のプレートは交換可能で、標準のホワイトのほか、パッケージには4色が含まれている

 本製品でのヘッドフォン/トランスミッター間の通信はA2DPプロファイルに沿って行われる。A2DPは標準オーディオコーデックとしてSBC(本製品でのビットレートは384kbps)を採用する、Hi-Fiステレオ伝送を可能にするオーディオ機器用のプロファイルだ。本製品以外にも、ロジテックの「LBT-AS100C2/A」(レビュー)やプリンストンテクノロジーの「BTST-9000D」などがA2DPに対応している。

 折りたたみ可能なネックバンド型のヘッドフォンは、密閉型を採用した「REX-WHP1P」とは異なり、100×88×77ミリ(折りたたみ時)と非常にコンパクト。スピーカーユニットは30ミリ径となっている。右ハウジングにはBluetoothの通信ユニット、左ハウジングには約6時間の連続再生を可能にするバッテリーが搭載されている。

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折りたたみ時(左)と展開(利用)時
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左ハウジングには電源スイッチと充電用のAC端子、右ハウジング(写真)にはペアリング(同期)用ボタンと音量ボタンが用意されている

 重量も98グラムと軽量なほか、ネックバンドが柔軟性のある素材で作られていることもあり、装着感は良好だ。ネックバンドの末端にはゴム製ストッパーが設けられており、利用時にハウジングがズレることもない。イヤーパッドはやや薄めかもしれないが、1時間程度利用してみた限りでは耳に痛みを感じることはなかった。

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ネックバンドの末端にはゴム製ストッパーが用意されている
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装着例

 トランスミッターのサイズは50.5(幅)×51.7(奥行き)×14.7(高さ)ミリ・約36グラム。インタフェースは充電用のAC端子と入力用3.5ミリケーブルのみとシンプル。正面には使用状態を示すLED(ペアリングボタンを兼ねる)があり、3.5ミリケーブルの隣には電源スイッチが設けられている。色は艶やかな白でiPodによく似合うのだが、iPodに接続するためのアダプタなどはなく、付属のベルクロで固定することになる。

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トランスミッター。正面には伝送状態を表示するLED(ペアリングボタンを兼ねる)がある
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iPodにトランスミッターをセットする場合には、付属のベルクロを利用する

 長期間利用したわけではないので何ともいえないのだが、本体から“ニュッ”とはえている3.5ミリケーブルの強度については、少々不安を覚える。本体からケーブルを出すのではなく、3.5ミリピンジャックを用意する形でも問題ないと思うのだが。

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このケーブルは少々不安
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