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勝手に始める撮影術「波と水平線とイルカの関係」:勝手に連載!海で使うIT(3/6 ページ)
海は本当にありがたい。編集部で一番「撮影が下手」な私にもそれっぽい写真を撮らせてくれる。ということで今回の「勝手に連載!海で使うIT」は恐れ多くも「船の上から撮影術」なのである。荻窪先生パクってしまってごめんなさい。
海では太陽を味方につけるべし
海の撮影では太陽をうまく利用すべしっ、とは本家撮影術で荻窪氏も指南している基本技。海の青を大事にしたいならば太陽を背にしなければならないし、「きらめく海」を表現したいならば太陽の方向にカメラを向けるようになる。
海に浮かぶ島をくっきり撮りたければ日の出直後がベスト。太陽が昇ってからでは島はもやの中に黒くぼんやりと見えるだけ(とくに春と夏は)だ。昼間にどうしても島を撮影したいなら、そのぼんやりとした雰囲気をうまく利用できるシチュエーションを考えよう。
海を撮影するときによく言われるのが「水平線を水平に」だ。どんな写真でも傾いていたらマヌケ、とは門外不出のITmedia撮影諸法度にも記されている基本、だそうだ(すいません、いつも傾いていて)。ただし、撮った本人に限っていえば、そのときの航海を思い出だすための写真でもある。
水平線の傾きはPhotoshopなどで修正可能だが、あのときは強風で思いっきりヒールして帆走したんだよなー、という航海では、ぐぐっ、と傾いた水平線が脳裏には焼きついているはず。ならば、傾いた水平線のまま残しておくのもOKではないか、と思う(他人に見せる見せないは別として)。
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