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勝手に始める撮影術「波と水平線とイルカの関係」:勝手に連載!海で使うIT(5/6 ページ)
海は本当にありがたい。編集部で一番「撮影が下手」な私にもそれっぽい写真を撮らせてくれる。ということで今回の「勝手に連載!海で使うIT」は恐れ多くも「船の上から撮影術」なのである。荻窪先生パクってしまってごめんなさい。
風が吹いたら風下舷から動画も撮ろう
凪いだ海から一転して、風が吹いてきたら待ちに待っていた帆走、となる。快適快走と至福のときであるが、風が吹くだけに波も高い。船上はスプレーでずぶ濡れになるわけで、こうなってくるとオプティオ WPiの防水性能が威力を発揮する、と思張り切って撮影してみるが、当人にはえらく時化ているはずの海が撮った画像ではどうやっても「静かな海」にしか見えない。
視界が限られてしまう写真では周囲を取り巻く波の盛り上がりや、陸では見ることはない「自分に向かって飛んでくる飛沫」の迫力をなかなか表現できない。こういうときは動画で記録しておくのがいい。動画でも波の迫力はなかなか表現できないが、それでも「風の音」「波の音」が時化た海を記録してくれる。
降りかかる波の迫力を撮影するなら風上舷がベスト。ただし、波そのものは小さく映るので注意。出来るだけカメラを高く構えて遠くまで見通せるアングルを確保したい。注意しないとバルクヘッドしか映っていないこともある。動画はこちら(AVI形式:4.37Mバイト)
帆走のスピード感を出したければ風下舷からウェーキーを撮ってみよう。このムービーではシングルハンド(かつオートパイロットが故障)だったため、高いアングルになっているが、安全が確保できるならもっと低い位置でカメラを構えたい。動画はこちら(AVI形式:6.49Mバイト)
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