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ジョブズ氏、「HDDタイプのiPodはそろそろ交換だろう?」(1/2 ページ)

アップルコンピュータは都内で関係者向けのイベントを開催、スティーブ・ジョブズ氏による新iPodなどの発表プレゼンテーションがビデオで紹介された。新iPodは動画再生も可能だが、ジョブズ氏は「あくまでも大切なのは音楽だ」という。

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 米Appleが新型iPodなどの新製品を発表したのを受け、アップルコンピュータは10月13日、都内で関係者向けのイベントを開催、米国で行われたスティーブ・ジョブズ氏によるプレゼンテーションがビデオで紹介された。

「デスクトップのランドマークになるはずだ」――新iMac G5

 「偉大な映画がそうであるように、3部構成で始めよう」

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スティーブ・ジョブズ氏

 ジョブズ氏のプレゼンテーションは、映画(Star Warsか)をもじったセリフから始まった。まず紹介されたのはiMac G5。新しいiMac G5には特徴が3つあり、ひとつが筐体のスリム化、ひとつがiChat用ビデオカメラ「iSight」の内蔵、もうひとつが付属リモコン「Apple Remote」で各種操作が可能なユーザーインタフェース「Front Row」の搭載だ。

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新しいiMac G5に内蔵されたカメラでビデオチャットを楽しむジョブズ氏

 Front Rowについてジョブズ氏は「“アップルスタイル”のリモコンを作り出した。単純にリモコンを用意するだけではなく、iMac側にも音楽/DVD/写真/動画の再生が行えるインタフェースを用意した」と紹介する。

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Front Rowのインタフェース。Apple Remoteの「MENU」ボタンを押すとiMac G5がこの画面に切り替わる

 ジョブズ氏はWindows XP Media Center EditionのマシンのリモコンとApple Remoteを比較し、「Apple Remoteにはボタンは6つしかない。これほどアップルらしいインタフェースはないはずだ」と会場の笑いを誘った。

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ボタンの数が少ないのが“アップルスタイル”

HDDタイプはそろそろ取りかえる時期だろう?

 次の話題はiPod。同社が10月12日に発表した7〜9月期決算によると、iPodの出荷台数は前年より220%増加の645万1000台であり、累計では「3000万台以上」(ジョブズ氏)を出荷している。薄型のフラッシュメモリタイプ「iPod nano」も100万台を越える出荷を記録しているという

 「iPod nanoはそのデザインについても多くの称賛をもらっている。では、HDDタイプのiPodはどうなるのかって? そろそろ取りかえる時期だろう?(笑)」

 ジョブズ氏が紹介した新しいiPodは液晶が2.5インチ(320×240ピクセル)に拡大されたほか、動画(MPEG-4あるいはH.264)の再生機能が追加されている。「QuickTime7でもサポートされている、業界標準規格のH.264に対応するのは大きなポイントだ。音楽はもちろん、ミュージックビデオやビデオポッドキャストまでも楽しめる」

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新しいiPodを紹介するジョブズ氏
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薄さを強調

 HDD容量は30G/60Gバイトの2種類が用意されるが、いずれも20GバイトのHDDを搭載する現行のiPodよりも薄くなっている(横幅と高さは同じ)。新製品は現行iPodの後継機種としてラインアップされ、iPodシリーズはiPod/iPod nano/iPod Shuffleの3製品となる。

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動画の再生が可能になった
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