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新世代iPodを買ってみたレビュー(3/3 ページ)

シリーズ製品として初めて、動画の再生に対応した新型iPod。「HDDタイプのiPodはそろそろ交換だろう?」とジョブズ氏も自信満々だ。大型液晶を搭載しつつ薄くなった“新世代iPod”を早速購入してみた。

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 再生するまでの手順は音楽コンテンツと変わらないのだが、再生したいミュージックビデオを選択してから、実際に再生が開始されるまでに3秒ほどの時間がかかった。音楽に比べてサイズの大きなファイルを開くわけで、プロセッサにも負荷がかかるのだろうと想像はできるが、少々不満の残るレスポンスだ。

 液晶のアスペクト比は4:3なので、標準設定ではワイドスクリーンのコンテンツを再生すると上下に黒帯が発生してしまう。どうしても画面いっぱいに表示させたいという場合には、「ビデオ設定」の「ワイドスクリーン」をOFFにすればよいが、表示は不自然になってしまう。基本的には設定をONにしておくほうがいいだろう。

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ワイドスクリーン ON(右)とOFF(左)

 「せっかく購入したミュージックビデオなのだから、リビングのテレビでも楽しみたい」と考えるユーザーもいるはずだが、その場合には、オプションで用意されている「iPod Universal Dock」あるいは「iPod AVケーブル」が必要になる。楽しみ方を広げるという意味でも、パッケージにAVケーブルが付属しているとうれしかった。

 とはいえ、本体の軽量化や液晶の大型化を進めながら既存モデルと同等、あるいはそれ以上のバッテリー駆動時間も実現するなど、ポータブル“オーディオ”プレーヤーとしても大きな進化を遂げている。

 「動画再生はあくまでも音楽を楽しむための手段のひとつであり、iPodの基本はミュージックプレーヤーだ」という米Apple幹部のコメントにも納得できる製品であり、HDDタイプのポータブルオーディオプレーヤーを購入しようと考えているユーザーとって、有力な選択肢になる製品であることは間違いないだろう。

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