レビュー
ユニークな“レンズ一体型デジ一眼”――ソニー「DSC-R1」:レビュー(4/7 ページ)
APS-Cに迫る撮像素子サイズに24ミリからの広角系5倍ズームといった高性能と、液晶モニターを見ながら撮れる便利さを併せ持ったソニーのハイエンド機「DSC-R1」。デジタル一眼レフとコンパクトデジカメの良さをイイトコ取りした、ユニークな1台を検証してみた。
2つのダイヤルを駆使したインタフェース
電源はシャッターボタン部にあり、起動は公称約0.68秒。撮影間隔は最高画質でも約1.03秒。まあ使っていてストレスがたまることはなく気持ちよく撮れる。
DSC-R1のインタフェースもハイエンド機らしく、基本操作はMENUを使わずに行えるのは当たり前だがうれしい。特に背面に液晶モニターがない分、ボタンレイアウトに余裕があるのだ。
インタフェースのポイントはここ。グリップ後ろのメインコマンドダイヤルと、背面にあるドーナッツ状のサブコマンドダイヤル。サブコマンドダイヤルの中央にクリック付の十字スティックがある。ファインダー右に再生ボタン
ダイヤルは2つ。グリップ背面にあるメインコマンドダイヤルと、背面にあるドーナッツ状のダイヤル(サブコマンドダイヤル)だ。サブコマンドダイヤルは、普段は露出補正に割り当てられているので素早い露出補正が可能。
ISO感度はシャッターボタン右のボタンを押しながらメインダイヤル。WBはボディ左側面のボタンを押しながらメインダイヤルで即座に切り替えられるし、WBはサブコマンドダイヤルを使うことで-3から+3の微調整もできる。この微調整機能は便利だ。
ほかに連写モードや測光パターン、発光モードもボタン+ダイヤルでセットする。
連写は最大3枚。これは不満だ。一眼レフクラスを目指すなら、秒3コマでいいから8枚、あるいは無限連写機能が欲しい。これだけのスペックを持ちながら3コマ止まりなのはちょっとつらい。
AFはコントラスト検出式だが結構速くて正確。基本は5点測距だが、AFスポットを構図上に好きな位置にセットする機能もある。
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