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ポータブルDVDプレーヤーを楽しもう!バイヤーズガイド(2/3 ページ)

さまざまなポータブルDVDプレーヤーが、各社から登場している。小型軽量でモビリティに優れたモデルがベストかといえばそうでもなく、液晶ディスプレイやバッテリーも絡んで、自分に最適な1台を見つけるのはなかなか難しい。LifeStyleで取り上げたお勧めモデルをピックアップしてみた。

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 本体は、ほとんどがクラムシェルタイプのドライブを採用し、液晶ディスプレイ部を開閉するノートPCのようなスタイルだ。特殊なのは、スロットインタイプのドライブを採用し、タブレット型を実現したDreamMaker「C-3FM」。これはなかなかユニークかつスマートなスタイルで、購入意欲をかきたててくれる。ほかに、ドライブカバー部にディスプレイを搭載し、ポータブルCDプレーヤーのような形状に仕上げたエバーグリーン「DN-TF-DVD500」もある。

 インタフェースや機能面の完成度は、据置型プレーヤーと比較すると、まだまだ高いとはいえない。そんな中で、比較的出来がいいと感じたのは、松下電器産業「DVD-LX95」だ。電源や音量調整がメカニカルスイッチではなく、リモコンでも操作可能なので使いやすい。電源を切らないと充電されない製品が多いのだが、「DVD-LX95」ではオートパワーオフ機能が働くので問題ない。また、4:3映像のタイトルを再生した場合に、表示比率を自動切替してくれるのは、この製品のみだ。

 入出力の面では、松下電器産業「DVD-LX95」やamadana「VP-110」がSDカードスロットを搭載しているため、デジタルカメラなどとの組み合わせにも適している。さらに、BLUEDOT「BDP-1930」ではSD/メモリースティックスロットを装備しているほか、コンポーネント映像出力にも対応する。

 各メーカーとも数タイプの製品をラインアップしており、選択肢は意外に幅広い。そのため、購入者は用途や利用環境を考慮しつつ、最も自分にとってバランスがいいと思われる製品を選ばなければならない。また、ポータブルDVDプレーヤーに対する捉え方によっても、購入すべき製品は変わってくる。単なる「消耗品」なのか、あるいは「愛機」なのか。

 個人的には前者で、常に持ち歩くなら三洋電機の“ムービッシュ”「DVD-HP62」がいいと感じた。液晶画面は6.2型と小さいため、得られる映像体験に関しては必要最小限を確保した程度といえるが、3万円前後という低価格と、コンパクトな本体が魅力だ。バッテリーを本体内に収納したデザインなので、バッグへの出し入れもスムーズだ。がんがん持ち歩いて、壊れたら新しい機種に買い換えればいいかという感じで捉えられる。

 一方、表示品質にこだわるなら、BLUEDOTの「BDP-1930」が最適だろう。バッテリー装着時のサイズは240×157×30ミリ、重量に至っては1.4キロと、ノートPC並みになってしまい、本体の仕上げやインタフェースにも多少粗さを感じるものの、800×480解像度のワイド9型に表示される映像は十分に満足の行く質の高さだ。

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