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調査リポート

携帯動画プレーヤー、「可能性はあるが、課題も多い」+D Voice(1/2 ページ)

新iPodやPSPなどによって「携帯動画プレーヤー」が脚光を浴びている。ITmedia読者を対象に行ったアンケートからも高い関心がうかがえたが、同時に内包される問題点も浮き彫りになった。

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 第5世代iPodの登場によって、「携帯プレーヤーで動画を見る」というニーズが再度脚光を浴びている。アップルは「あくまでもiPodはミュージックプレーヤーだ」というスタンスを変えていないが、iPodで再生可能なH.264コーデックでの書き出し機能を備えたソフト(関連記事)やキャプチャーカード(関連記事)が登場しており、市場からの関心も高い。

 こうした「携帯プレーヤーで動画を見る」という行為について、ユーザーはどのような意見を持っているのか。ITmedia読者を対象にアンケートを行ったので、その結果を発表しよう。

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「興味はあるが、様子見」

 まず、アンケートでは現在の状況について尋ねた。「携帯プレーヤーで動画を見ていますか? あるいは今後見たいですか?」という質問については、「現在、見ている」が33.8%、「見たことはないが、今後見たい」が43%、「見たことはないし、今後見たいとも思わない」が22.8%となった。

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「携帯プレーヤーで動画を見ていますか?、あるいは今後見たいですか?

 任意のアンケートに回答してもらった時点で、携帯プレーヤーで動画を見るという行為について何らかの関心があることは想像できるが、「現在見ている」という読者が3割を超えていることは驚きだった。ただし、「見たこともないし、今後みたいと思わない」というユーザーが2割以上いることも興味深い。

 また、「どんなプレーヤーを使って動画を見ているか、または、どんなプレーヤーで見たいか」という質問に対しては、iPodが60.8%とトップで、以下に携帯電話/PSPが続く。調査を行った時期はiTunes Music Storeから動画コンテンツの提供が開始されて3週間ほどが過ぎたあたりで、ユーザーの多くがiTMSから購入したミュージックビデオなどを新iPodで楽しんでいた時期であるからと想像できる。

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「どのような携帯プレーヤーで動画を見ていますか?あるいは見たいと思いますか?」

 ここまでは「携帯プレーヤーで動画を見る」という行為に肯定的なデータを主に取りあげたが、前述したように、「見たこともないし、今後みたいと思わない」というユーザーも2割以上存在する。その理由は何なのだろうか。

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