大人(向け)の玩具が続々登場――タカラ商談会(1/2 ページ)
最近、大人をターゲットにしたホビーが増えているが、その傾向は加速しているようだ。タカラの販売店向け商談会「TAKARA TOYフォーラム 2006」では、遊び心を持つ20〜40歳代の男性をターゲットにした玩具が相次いで発表された。
最近、大人をターゲットにした玩具が増えているが、その傾向は今も加速を続けているようだ。タカラは1月23日、販売店向け商談会「TAKARA TOYフォーラム 2006」を開催。大人向けのホビーを相次いで発表した。
対象が「20〜40歳代の男性」というだけあって、先進的&低価格ありながら、どこか“懐かしさ”や“憧れ”を感じさせる製品ばかり。大人の男のホビー心に火をつける玩具たちを紹介しよう。
飛行機をコントロールする満足
まず、昨年のトミー商談会で注目を集めた「エアロソアラ」が正式に発表された。エアロソアラは、超小型モーターを搭載した飛行機を赤外線コントローラ(プロポ)で操る室内向けのコントロールプレーン。安価で手軽なラジコンとして人気を集めた「エアロアールシー」の飛行機版という位置付けで、「部屋でのちょっとした時間を“大人のホビータイム”に変えるアイテム」(同社)としている。
「エアロアールシーは、購入者の6割が20〜30代の男性だった。子どもの頃に憧れた玩具をあらためて楽しみたいという大人の男性が増えている」(同社)。
発泡スチロール製の機体はわずか3.5グラムのため屋内専用。全6色をラインアップする。前回の展示と比較すると、機体や赤外線コントローラ(プロポ)のデザインが少し変わった程度か。コントローラは2チャンネルが用意されているため、2機を同時に飛ばすこともできる
発泡スチロール製の飛行機はわずか3.5グラム。全長17センチという小さな飛行機だ。赤外線コントロールにより、左右の方向転換と上昇/下降が可能だ。コントローラの充電クリップに機体をセットして充電すると、1回30〜40秒の飛行が楽しめる。
エアロソアラは4月1日発売予定。価格は2625円だ。
異色のPC周辺機器「秘密基地をつくろう!」も発売決定
一方、昨年10月の「WPC EXPO 2005」で注目を集めたPC周辺機器「秘密基地をつくろう!」シリーズも商品化が決定した。第一弾は「ファイアーランチャー」など4製品をラインアップして、6月24日に発売する予定だ。
装備 | 機能 | 価格 |
---|---|---|
エマージェンシーボタン | 接続しているPCをシャットダウンさせる最終兵器 | 3990円 |
グリッターパネル | メール着信やCPUの使用状況などを表示するLEDパネル | 5985円 |
ファイアーランチャー | 5種類のソフトを起動・終了させることができるレバー型のアプリケーションランチャ | 3990円 |
ストームブラスター | USB接続の卓上扇風機。上下左右の首振りもできる | 5985円 |
展示会場では、WPC EXPO 2005には間に合わなかった「エマージェンシーボタン」を含め、すべてのアイテムを展示。どこにでもありそうな省スペースデスクトップPCが完全武装していた。
左が初披露の「エマージェンシーボタン」。前面のボタンを押すとシャッターが開き、中からメインスイッチが登場。押すとPCの画面に非常事態を表すムービーが流れてシャットダウンされる。右の「ファイアーランチャー」は少し大きく、カッコよくなった。担当者によると「若干変更する箇所もあるが、デザインはほぼフィックスした」という
また外観だけでなく、ソフトウェアも製品化に向けて着々と開発が進んでいるようだ。「今回は、各装備の専用アプリケーションを連携させるマクロ機能を組み込んだ。たとえばファイアーランチャーからストームブラスターを動かしたり、エマージェンシーボタンを押した際にグリッターパネルで非常事態を知らせるといった動作が可能になる」(同社)という。
価格は、WPC EXPO時の想定価格より少し高めになったものの、“大人買い”しても総額は2万円以下。これで、ある意味“最強のPC”が出来上がるのだから安いかもしれない。
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