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小型HDDプレーヤーの隠れた実力派――AVC「SN-H1000」レビュー(1/3 ページ)

AVC Technology Japanの「SN-H1000」は名刺入れサイズのボディに、1インチ(8Gバイト)のHDDを搭載した動画再生も可能なポータブルプレーヤー。音楽再生機能とともに、動画再生機能の使い勝手などをチェックしてみた。

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 香港に本拠地を置くデジタルオーディオメーカーが「AVC Technology」。同社日本法人、AVC Technology Japanの国内市場参入は2005年6月からと競合他社に比べると後発組に属するが、参入第1弾として一挙に8製品を投入したほか、秋には携帯電話「Talby」などを手がけたマーク・ニューソン氏がデザインしたモデルを用意するなど、積極的に展開している。

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SN-H1000

 そんな同社が2005年12月に販売開始した最新モデルが「SN-H1000」だ。“SIGNEO”ブランドとしては初のHDD(1インチ/8Gバイト)搭載型となり、音楽再生はもちろん、動画再生/静止画の表示などが行える。

手のひらにフィットする柔らかみのあるボディ

 まずは基本的なスペックを確認しておこう。本製品は53.8(幅)×91.5(高さ)×14.8(厚さ)ミリ、重さ87グラムのボディに8Gバイト(1インチ)のHDDを搭載する。本体正面には解像度 160×128のカラー液晶と、各種の操作キーが用意されている。

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正面にはカラー液晶と円形のロータリーボリューム

 本体はカドの丸みを落とした柔らかなフォルムとなっており、名刺ケース大というサイズと相まってホールド感は悪くない。液晶下部に設けられている円形のキーは「ロータリーボリューム」と名付けられており、音楽/動画の再生時には音量調整キー、一部のメニュー操作時にカーソルキーとして機能する。

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ロータリーボリュームの中央に用意されているジョグキー

 上側面にはヘッドフォン端子とライン入力/UBS端子、右側面には録音ボタンとボイスレコーディング用マイク、リセットボタン。左側面にはホールドスイッチが用意される。ホールドスイッチはスライド式だが、引っかかりが少ないうえに硬く、指の腹で操作するのはほぼ無理。ツメで引っかけるようにして操作する必要がある。

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左側面のホールドスイッチは硬い
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ライン入力とUBS端子は本体上部のカバー内にある。カバーは少し引き出すようにして開閉する仕組み

快適な操作を実現する“ロータリーボリューム”

 再生可能なファイル形式は音楽がMP3/MP4/WMA/OggVorbis/ASF(Windows DRM対応)。動画がMPEG-4(シンプルプロファイル/15fpsまで)となっている。ライブラリソフトは付属しておらず、Windows Media Player10もしくはドラッグ&ドロップで管理/転送することになる。

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